再提出は、控えたほうが賢明です。
エントリーシートであれ、履歴書であれ、全体的な修正でもないかぎり、再提出は避けたほうがいいでしょう。
同一人物からほぼ同じ履歴書が2通届くと、整理が紛らわしくなるからです。
採用担当者の手間も増えるため、印象もよくありません。
修正ができないのは悔しいかもしれませんが、就職活動における常識と考えましょう。
では、どんな間違いでも訂正は不要かというと、そうではありません。
訂正を伝えるべきかの判断は、誤りの種類や度合いによります。
まず軽微な誤字脱字は、そのままにしておくほうがいいでしょう。
自己PRや志望動機なども、多少の誤りに気づいたとしても、再提出しないほうが賢明です。
その一方で誤りがあれば、訂正が必要な箇所があります。
連絡先です。
履歴書を提出後、企業から応募者に連絡を取る場合があります。
応募者の住所に資料を送ったり、電話番号に連絡を取ったり、ファックスを送ったりなどです。
連絡先に誤りがあると確実に不都合が生じるため、誤りがあるとわかれば、すぐ訂正の連絡が必要です。
訂正の連絡方法は、書類の再提出ではなく、メールか電話でピンポイントに伝えたほうが早くてスムーズです。
誤りがあるとわかれば、行き違いがないよう、できるだけ早く訂正の連絡を入れましょう。
さて、こうした事態を防ぐためにも、提出前は入念な確認が大切です。
誤字脱字や記入漏れのある履歴書は、印象がよくありません。
一度の確認だけで満足せず、何度も確認したうえで提出するようにしましょう。