履歴書の見直しまで済めば、すぐ提出しましょう。
提出をむやみに先延ばしするのはよくありません。
履歴書の作成と確認が終わりしだい、できるだけ早く提出することが大切です。
なぜ、履歴書は早めに出したほうがいいのか。
提出の早い履歴書のほうが、就業意欲が高い応募者であると思わせやすい効果があるからです。
熱意は、スピードによって表現できます。
できるだけ早く提出することで「働きたい」という真剣な気持ちを伝えやすくなります。
これが、早い提出のほうが有利と言われる理由ですが、実はさらに別の理由もあります。
採用担当者に、履歴書をじっくり読んでもらいやすくなる効果です。
採用担当者の立場を想像してみてください。
人気企業が採用活動を始めると、大勢が応募してきます。
最初は履歴書を、1つずつ時間をかけて丁寧に確認するでしょう。
ところが、しばらくして履歴書に読み慣れてくると、だんだん確認作業のスピードが上がります。
1つずつ丁寧に読んでいると時間がないため、確認が速くなる。
その結果、後になればなるほど、履歴書1つに対する集中が下がる傾向があるのです。
もちろんすべての採用担当者がそうだとは限りません。
応募の順にかかわらず、きちんと時間をかけて丁寧に確認する採用担当者もいるでしょう。
しかし、採用担当者も人間です。
人間は普通、量をこなせばこなすほど慣れが生まれ、確認も速くなる傾向があります。
この傾向は、特に応募者が殺到する企業で見られます。
本当に入社したい企業なら、履歴書は早めの提出が賢明です。
就業意欲を伝えるだけでなく、丁寧に確認してもらうためにも、提出はできるだけ早いほうが得策なのです。