一般的に電話を終えるとき、切り方が大切です。
「それでは失礼します」などの締めの挨拶が終われば、電話を切れます。
問題は、どちらが先に電話を切るかです。
まず一般的な考え方は、電話をかけた側から切るのがマナーです。
用事があって電話をかけましたから、いつまでも長電話をするのは、相手にも迷惑です。
したがって、用事が終われば、掛けた側から切るのがマナーです。
さて、以上が一般的な電話の切り方ですが、ビジネスの場では少し状況が異なります。
たとえば、相手が上司や得意先だとします。
このときは掛けた側であっても、相手が電話を切った後、自分も切るのがマナーです。
先に電話を切ると「早く話を終わらせようとしている」などの誤解を与える場合があります。
電話を切るのは一瞬ですが、相手に失礼な印象を与える場合があるため、注意が必要です。
では、肝心の就職活動の場合はどうでしょうか。
就職活動では、電話相手である社員のほうが、年齢もキャリアも上になるのが普通でしょう。
したがって、就職活動で電話をする際は、相手が電話を切ってから、自分も電話を切るのが適切です。
締めの挨拶の後、無言が数秒続けば、お互いに電話が切れるのを待っているとわかります。
不自然に遠慮するのも手間になるでしょう。
5秒ほど待った後「お先に電話を切らせていただきます」と断りを入れて電話を切れば、失礼にはなりません。
急がず焦らず、1つ1つのやりとりを丁寧に進めるよう心がけましょう。