就職活動を狙った詐欺があります。
いわゆる、就職詐欺です。
内定が決まらず追い詰められた学生に、甘い言葉で勧誘して、お金を騙し取る手口です。
さまざまな手口が存在しますが、代表的なパターンは次の3つがあります。
「資格取得を保証します」「必ず合格させます」などのキャッチコピーで、高額の商品を買わせる手口です。
商品は高額であるにもかかわらず、その商材は本屋で売っているような平凡なもの。
「電話でサポートもします」とうたっておきながら、実際はいつも電話中で、つながらないのです。
「大手の企業への人脈を○○万円でご紹介します」などの触れ込みで、高額な金額を要求するものです。
大手の人脈とはいえ、表面的であったり架空であったりなど、成果につながらない内容がほとんどです。
「たった3日で内定」「大企業の内定を約束」「誰でもできる面接テクニック」などの触れ込みで、高額を要求するものです。
当然、数日で内定がとれるわけでなく、裏があり、話がうまく進まない場合がほとんどです。
さて、どの詐欺にも共通するのが「うまい話」という点です。
うまい話には、裏があると思うことです。
難しいことが簡単に実現できれば、誰も苦労しないのです。
もし、自分だけで詐欺の判断が難しければ、信頼できるベテランに相談しましょう。
たとえば、就職課の職員です。
経験豊富なベテランに「こういう話があるのですが、どう思われますか」と相談してみましょう。
ベテランは、詐欺であるかどうか、正しく判断してくれるはずです。
追い詰められたときほど、余裕がなく、判断力や思考力が低下するもの。
余裕がないときほど、信頼できるベテランに頼る姿勢が大切です。