面接とは、一瞬の連続です。
入室・挨拶・お辞儀。
表情の変化・視線の動き。
質問に対する回答の仕方。
それぞれを単体で見れば、わずか数秒間です。
この一瞬をどう思うかで、面接の勝負が決まります。
「一瞬くらい手抜きしてもいいだろう」
「一瞬くらいで印象は決まらない」
そう思っていませんか。
ここなのです。
本当のことを言うと、逆です。
面接の所要時間は、短い。
短いからこそ、一瞬で多くのことを判断される傾向が、普段以上に強いのです。
たまたま、ため息を1回ついたとします。
その様子を見た面接官は「この人は普段から、よくため息をつくのかな」と考えるでしょう。
時間にしてわずか数秒でも、普段の様子と思われます。
面接は、一瞬の言動で、多くのことを判断される傾向が強いことを覚悟しておかなければなりません。
あなたが面接で見せる言動は、すべて何らかの印象につながります。
一瞬であっても、どうか手を抜かないでほしい。
一瞬だからこそ、注意すると考えるのが適切です。
一瞬を大切にできれば、結果として、全体も大切にできるのです。