執筆者:水口貴博

小学生がしておきたい30のこと

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建前を身につけて、人間関係をスムーズにする。

建前を身につけて、人間関係をスムーズにする。 | 小学生がしておきたい30のこと

幼いときは、本音だけ言えば、大丈夫でした。

思ったことを、そのまま口にするだけで、大人たちは許してくれました。

しかし、小学生になれば、本音だけではうまくいかないことに気づきます。

本音のほかに、建前が必要になるのです。

建前とは、何でしょうか。

建前とは、その場をスムーズにするための、小さな嘘です。

嘘はいけませんが、本当のことを言うと、人間関係では小さな嘘が必要です。

たとえば、誰かに食事を作ってもらったときです。

おいしくないと思っても、正直に「おいしくない」と言うのはよくありませんね。

食事を作った人の心を、傷つけてしまうでしょう。

こういうときは「変わった味ですね」と言い換えるのが、ポイントです。

顔かたちの整っていない人を見て「うわっ、あなたはかっこ悪いですね」と言うわけにもいきません。

その人は怒ってしまい、人間関係にひびがはいるでしょう。

こういうときは、本音は隠して、あえてルックスの話には触れない心がけが必要です。

何でも本音を言えばいいとは限りません。

わざわざ相手に合わせるのは面倒だと思いますが、人間関係に必要な技能です。

建前を身につけることで、人間関係がスムーズになるのです。

小学生がしておきたいこと(9)
  • 建前を、学ぶ。
やる気のないじゃんけんは、勝ってもかっこ悪い。
やる気のあるじゃんけんは、負けてもかっこいい。

小学生がしておきたい30のこと

  1. 小学校は、授業以外も、いい勉強。
  2. 自分も、ゲームの主人公であることに気づく。
  3. つまらないことは、楽しくなるような工夫が必要。
  4. やる気が出ないときは、制限時間。
  5. 「どうせ無理」という言葉を使うから、無理になる。
  6. 外で友人と遊ぶことも、立派な勉強。
  7. 友人の間違いを、笑わない。
  8. つまらないから、頬杖をつくのではない。
    頬杖をつくから、つまらなくなる。
  9. 建前を身につけて、人間関係をスムーズにする。
  10. やる気のないじゃんけんは、勝ってもかっこ悪い。
    やる気のあるじゃんけんは、負けてもかっこいい。
  11. 自分の部屋を持たないと、成長できない。
  12. 1人で買い物ができる人には、勇気がある。
  13. 自転車で冒険すると、視野が広がる。
  14. 1年間、風邪を引かなければ「スーパー小学生」と呼んでいい。
  15. 学校のイベントを全力で取り組む人が、偉い。
  16. 友人から裏切られることはあっても、自分からは裏切らないこと。
  17. 想像すればするほど、頭がよくなるのは本当。
  18. 「ぼうっとするな」と注意される人ほど、才能がある。
  19. 嫌いな食べ物は、薬だと思えばいい。
  20. サンタクロースの正体に気づいたとき、どうするか。
  21. 転校生に優しくする人が、本当に優しい人。
  22. 親の疲れを取るために、子どもにもできることがある。
  23. 後片付けをすると、お母さんの食事がもっとおいしくなる。
  24. まとめ方は、まとめ役を経験しないと、わからない。
  25. 自分に嘘をついていると、自分のことがわからなくなる。
  26. お年寄りや妊婦に席を譲る人は、心がどんどんきれいになる。
  27. 先生の誕生日プレゼントに添えてほしい物。
  28. 悪さをしている人がいれば、自分もしていいわけではない。
  29. 反省に集中すると、先生からの叱り方も小さくなる。
  30. 感情に振り回されるのは、卒業する。

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