先生から叱られたとき、うまい言い訳をする生徒がいます。
たとえば、友人と一緒に悪さをして、先生から叱られたときです。
「悪いことをしたのは自分だけじゃない。なぜ自分ばかり叱るのか」と言うのです。
たしかに自分ばかり叱られるのでは、心がすっきりしませんね。
いじめた仲間も、先生の説教に巻き込みたい気持ちはわかります。
叱られる人が多ければ、先生の叱り方も軽くなるような気もします。
しかし、逆効果なのです。
自分が叱られているときに、ほかの人の話を出すと、先生は余計に叱ります。
逃げようとしている姿勢が伝わり「もっと叱らなければいけない」と思うからです。
自分が叱られているときは、黙って反省です。
悪いことをした人は、今叱られなくても、後から叱られます。
叱り方は、先生に任せましょう。
自分が叱られているときは、自分の反省に集中です。
「悪いことをしてしまった。もう二度としない」と、自分の悪い点をしっかり反省します。
反省に集中すると、先生からの叱り方も小さくなるのです。