恵まれない環境で、勉強や仕事をしなければいけないときがあります。
貧乏であったり、田舎であったり、うるさい場所であったりなどです。
「なぜこんなに環境が悪いのだろう。もっといい環境なら、もっとうまくいくはずだ」と思います。
ため息をつき、自分の運命を嘆きます。
しかし、これは、大きな誤解です。
環境があるだけ、まだいいのです。
世の中には、環境さえない人がいます。
環境の善しあしどころか、今日の生活で精いっぱいの人です。
食べ物が不足したり、治安の悪いところであったりなどです。
「仕事さえ、ない」という状況もあります。
環境そのものがなければ、どうしようもありません。
そうした人に比べれば「環境が悪い」という愚痴は、贅沢な悩みです。
環境があるだけで、幸せです。
たとえ環境が悪くても、環境があることに変わりありません。
できるかできないかは、環境のせいではなく、自分の問題です。
家が貧しければ、図書館に行けばいいことです。
田舎で本屋がなければ、インターネットで本を買えます。
うるさければ、耳栓をすると、静かになります。
環境が悪くても、本人の努力しだいで、何とかできます。
やる気と知恵を出せば、必ず何とかなります。
すでに十分恵まれていると、気づくことが大切なのです。