夢は、自分からぺらぺらと話すものではありません。
聞かれてもいないのに、自分からぺらぺら話すと、自慢しているように聞こえます。
夢を語るとはいえ、エネルギーを使います。
夢を熱く語ることだけにエネルギーを使い、それで終わります。
では、夢を口にしないのかというと、そうではありません。
聞かれたときは、きちんと答えることが必要です。
聞かれたのですから、答えるのがマナーです。
このときです。
聞かれたにもかかわらず、あやふやな返事をしていませんか。
「ええと、その、まあ。一生懸命頑張ります」
「なるようになります」
「全力を尽くすのみです」
聞かれたにもかかわらず、答えるのを渋り、うまい言葉で逃げます。
気持ちはわかります。
そもそも夢は、口に出しにくいものです。
大きな夢ほど、白けた内容に聞こえます。
「夢を言えば笑われるのではないか」と不安になるため、言葉をあやふやにするのです。
夢を聞かれて答えられなければ、その程度です。
本当に「叶えたい」という気持ちがありません。
聞かれたにもかかわらず、夢を口にする度胸すらないようでは、とうてい夢も叶いません。
オリンピックの選手に抱負を聞くと「金メダルが目標です」と答えるのが、定番です。
経営者へのインタビューも「世界一の○○になることです」と答えるのが、定番です。
虚勢でいいのです。
強がりでもいいのです。
夢なのですから、夢を語らなければいけません。
夢すら口にできないようでは、本当に夢物語で終わってしまうのです。
ところで、あなたに質問があります。
あなたの夢は、何ですか。