好きな人ができると、考えたいことがあります。
どのくらいのめり込むかです。
普通に考えれば、付き合うことになれば、徹底的に愛したほうがいいだろうと思います。
好きな人のことばかりを考え、徹底して恋愛にのめり込んだほうが、お互いに幸せになるだろうと思います。
恋愛をすると勉強に集中できないとはいえ、そもそも恋愛も、大切な勉強です。
勉強ですから、しっかりのめり込んで、人間関係の勉強をしたいと思います。
しかし、ここがポイントなのです。
お互いにはいいのですが、問題なのは、周りへの配慮です。
現実的な話になりますが、恋愛一色になると、日常生活が崩壊します。
恋愛にのめり込むほど、好きな人ははっきり見える一方、それ以外が見えなくなるからです。
勉強や仕事に、集中しづらくなりがちです。
やる気や集中力が失われ、単純なミスも多くなり、成績が急に落ちるでしょう。
友人との付き合いにも、配慮の余裕がなくなります。
友人に対する態度や発言が横柄になり、友人関係にひびが入ることもあります。
恋人との関係こそ良好でしょうが、それ以外の日常が崩れてしまうのです。
日常生活が崩壊しては、幸せの意味がありません。
幸せになろうとして、かえって幸せを失ってしまうことになるのです。
たしかに恋をすると、常識や理性を失わせてしまうものです。
自分と相性の合う人との恋愛ほど、夢中になりやすいものです。
テンションが上がる一方で、周囲が見えなくなるのです。
人間だから仕方ありません。
仕方ないことではありますが、いま一度、深呼吸する時間が大切です。
「自分は今、没頭しすぎていないか」と、落ち着いて考えてみるのです。
いくら恋愛とはいえ「ほどほど」が大切です。
食事と同じように、恋も八分目がちょうどいいのです。