大豆食品には、汗を抑制する働きがあります。
大豆食品に含まれる「大豆イソフラボン」は、分子構造が女性ホルモンと似ているためです。
ところがこういう話をすると、そればかりを考える人がいます。
「よし。じゃあ今日から大豆食品ばかり食べよう」
意気込みは素晴らしいのですが、少し落ち着いてください。
いくら大豆に汗を抑える効果があるとはいえ、食べすぎはよくありません。
女性ホルモンの大量分泌は、がんのリスクを高める報告があります。
大豆製品を使った食事も大量に取りすぎれば、女性ホルモンの副作用と同様、がんのリスクを高めてしまうことになります。
食べるなら、量が大切です。
豆乳なら、1日1パック(およそ200ミリリットル)。
納豆なら、1日1パック(およそ100グラム)。
豆腐なら、1日半丁です(およそ100グラム)。
大切なのは、習慣です。
毎日、100グラムの大豆食品を食べる習慣を続けることで、次第に汗をかきにくい体質へと変わるのです。