本屋に行くと「手作り化粧品」というタイトルの本を見かけることがあります。
そうです、化粧品を自分でつくるということです。
簡易的な化粧水なら、家庭でつくれます。
ヘチマやドクダミなどから抽出される水分は保湿力に優れているため、化粧水として使えるのです。
手作りのほうが、心がこもっているような印象もあり、気になる人も多いのではないでしょうか。
料理のように、好みによって保湿成分などカスタマイズできる点もあります。
植物を育てつつ、その植物から化粧水をつくり、家庭で使うわけです。
しかし「手作り」という響きだけでベストであると思い込むのは、要注意です。
温かみがあり、カスタマイズできるのは大きなメリットですが、デメリットについても知っておくことが大切です。
いちばんのデメリットは、衛生管理が難しい点です。
手作りといえば「つくるのが簡単」という思い込みがありますが、きちんとしたものをつくるなら、実は大変です。
化粧品メーカーでさえ、殺菌や抗菌は、とても気を使う難しい課題の1つです。
化粧品を家庭でつくるとなると、空気中の菌に数多く触れることでしょう。
つくるときには手の汚れにも、十分注意が必要です。
入れ物に使う容器も、古いものは使わず、抗菌性の新品を使う必要があります。
メーカーのように防腐剤を入れず、自然のままでつくるなら、日持ちしにくい覚悟が必要です。
手作りという響きだけで良いものだと過信せず、デメリットがあることを知っておいたほうがいいでしょう。
しかし、家庭で植物を栽培しつつ、化粧品もつくれるわけですから、好みが合う人は挑戦してもいいでしょう。
植物に触れることでリラックス効果もありますし、なにより、つくりものが好きな人にはうってつけです。
植物を楽しめ、自分が育てた植物から化粧水をつくるのは、物語があります。
結果だけでなく、プロセスそのものを楽しめるメリットもあります。
「日持ちしにくい」「衛生管理が大変」などのデメリットすら、楽しみとして考えることができるなら、魅力的な方法でしょう。