執筆者:水口貴博

美肌になれる30のスキンケア方法

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ナノテクノロジーによって、これまでの化粧品の常識が変わった。

ナノテクノロジーによって、これまでの化粧品の常識が変わった。 | 美肌になれる30のスキンケア方法

一昔前まで、皮膚の専門医たちの多くは「塗りものによる効果は乏しい」という主張でした。

理由は、成分が深くまで浸透しないからです。

化粧水をつけても、角質層のバリアーによって、奥に浸透しづらい状態でした。

普通の成分では、角質のわずかな合間に浸透するのは無理があったのです。

ましてや、真皮に届くことなんてあり得ない。

たとえば、美白化粧水をつけても、深くまで浸透しないから意味がないわけです。

これは当時、実験によっても確認されていました。

皮膚科の医師たちの主張していたとおりに、塗りものによる効果は乏しかったのです。

しかし、時代は変わりました。

2,000年に入り「ナノテクノロジー」という分野が、飛躍的に進歩しました。

これは、成分の分子を大幅に小さくさせる技術です。

「ナノ」という長さの単位は聞き慣れないことでしょう。

1メートルの1000分の1が、1ミリメートル。

1ミリメートルの1000分の1が、1マイクロメートル。

1マイクロメートルの1000分の1が、1ナノメートルです。

1メートルを地球とすれば、1ナノメートルはゴルフボールくらいの大きさです。

想像絶する小ささなのです。

この技術によって、これまでは不可能だと言われていた常識が覆されました。

ナノテクノロジーによって、分子が小さくなった成分は角質層を浸透し、真皮まで達することが確認されたのです。

以前は不可能だったことが、可能になっています。

技術の進歩は、一昔前の常識さえ、覆してしまう力があります。

化粧品売り場で「ナノテクノロジー」という表示を見かけますが、浸透力が高いことを意味しています。

あくまで最新技術を使った化粧品の話ですが、今、そういう時代にきているのです。

美肌になれるスキンケア方法(11)
  • ナノテクノロジーを使った化粧品を、使う。
低分子の化粧品は、むらができないように注意すること。

美肌になれる30のスキンケア方法

  1. もったいない気持ちを捨てるのが、美肌の差をつける第一歩。
  2. 薄い膜を1つずつ重ねるように、丁寧に塗る。
  3. 両親の顔を思い出すと、美容で心がけるべき点が見えてくる。
  4. 薄化粧の場合、クレンジングが不要になる。
  5. 洗顔料で大きな泡を作りやすくする、洗顔前の一工夫。
  6. 落ちにくいメイクでは、別々のクレンジング料を使うのが正解。
  7. 高機能な化粧品を使って、肌が怠けることはない。
  8. 洗顔の後、肌が湿っていても、化粧水は必要。
  9. お風呂上がりは、すぐ化粧水をつけない。
  10. 手作り化粧品に挑戦するなら、デメリットもきちんと把握しておくこと。
  11. ナノテクノロジーによって、これまでの化粧品の常識が変わった。
  12. 低分子の化粧品は、むらができないように注意すること。
  13. 乳液や美容液の浸透力を上げる2つの工夫。
  14. 化粧水や乳液のパッティングは、今すぐやめる。
  15. 毛穴が目立ちやすいのは、どういう肌質?
  16. 毛穴は、数ではなく、大きさの問題。
  17. 毛穴は、手入れしだいで、小さくできる。
  18. 冷水による毛穴の引き締め効果は、せいぜい30分ほど。
  19. 毛穴の汚れを指で取り出す方法には、要注意。
  20. あぶらとり紙で、皮脂は完全に取り除かない。
  21. 毛穴の奥の頑固な汚れを、簡単に落とす方法。
  22. 一番失敗が少ないのは、やはり白い固形石鹸。
  23. 塗るタイプの美容パックは、塗る順番が大切。
  24. 美容パックの時間が長すぎると、効果はむしろ、半減する。
  25. デート前の美容パックは、前日では早すぎる。
  26. 自宅でできる簡単パックの方法。
  27. 乾燥するからとはいえ、安易に保湿スプレーを吹きかけるのは要注意。
  28. 乾燥した肌に水分を補う上手な方法。
  29. 乾燥が進みやすい部分は、化粧水と乳液を重点的につける。
  30. スキンケアをひととおり終えた後、時間に余裕があるなら、蒸しタオルを顔に乗せる。

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