私は、寿司屋に行くとき、緊張します。
わくわくしながらも、手に汗握るような独特の緊張感があります。
このときの心境は、ちょうど舞台を見に行く気持ちに似ています。
舞台を見に行くときには、わくわくするのですが、微妙な緊張感があります。
公演が始まれば、ステージの上で役者が素晴らしい役を演じて、見るものに感動を与えます。
寿司屋もこれと同じです。
寿司屋に向かうときも、わくわくの中に、微妙な緊張感があります。
ベテラン職人による職人技を鑑賞しながら、おいしい握り寿司を食べます。
一流の味わいで、食べた人を感動させるのです。
感動させる手段が少し異なるだけで、本質は同じです。
特に少し狭い本格的寿司屋で食事をするときに、大変よく当てはまります。
舞台を見に行くとき、チケットは少し高いですが、感動するからです。
寿司も少し高いですが、感動します。
「感動の料金」と思えばいいのです。
寿司屋に行くときには、舞台に行くつもりで向かいましょう。
職人技を鑑賞し、芸術なる食に感動するために、向かうのです。