犬をしつけるときに一番必要とされるのは何でしょうか。
しつけ方でしょうか。
犬の種類や性格でしょうか。
とある飼育書には「やる気と根気が必要だ」と書かれています。
たしかにしつけの方法や犬の種類や性格面も大切です。
やる気や根気も欠かせません。
しかし、二の次です。
もっと大切なことが抜けています。
それこそ動物に対する「愛情」です。
飼っている動物に対してどのくらい愛情があるかどうかが、最も重要視されるポイントです。
なぜでしょうか。
やる気や根気は、愛情があるからこそ、自然と出てくるものだからです。
気力の発生には、順番があります。
愛情が最初にあって、その後、やる気や根気が出てきます。
わが子と同然の深い愛情が、あるほどいい。
その愛情が深ければ深いほど、犬のことを勉強しようとする「やる気」も、自然と出てくるはずです。
同時に「この子のために諦められない」という「根気」も出てきます。
愛情が大きいほど、その後に続く「やる気」や「根気」も大きくなります。
もちろん犬をしつけるときに、しつけ方や犬の種類や性格も考慮に入れる必要はあります。
しかし、しつけの方法やどうこうは、後回しで結構です。
あなたは飼っている犬に対して、どのくらい愛情がありますか。
なによりペットを愛すること。
これが飼い主に求められている最も大切なことなのです。