執筆者:水口貴博

初めて犬を飼うときの30の心構え

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犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。

犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。 | 初めて犬を飼うときの30の心構え

「食事の量は適量。にもかかわらず、なぜかうちの犬は日に日に太っていく」

そんな不思議な犬の成長過程に困惑する飼い主も、多いのではないでしょうか。

たくさん食べる一方、全然運動しなければ、太る理由は明らかです。

しかし、餌の量は適量で、しっかり運動しているにもかかわらず、なぜか肥満になる場合があります。

まったくもって、不思議な成長です。

そういう犬なのか、性格なのか、体質なのか。

飼い主としては、何がいけないのか困惑することでしょう。

私に1つ、心当たりがあります。

もしや「犬の散歩をしてから食事を与える」という食生活になっていませんか。

飼い主によっては、特にこれという理由はなく、散歩をしてから犬に餌を与えている人も多いことでしょう。

実はこれ、大変太りやすくなる生活パターンです。

まず夜中寝ている間、犬は運動していなかったため、明け方はかなりの空腹状態です。

その空腹状態で最初に運動すると、カロリーを節約しようとする「省エネモード」の体質へと変わります。

朝の散歩を終えた後に食事という流れの場合、省エネモードの体質で多くのカロリーを摂取することになります。

その結果、運動をした後にもかかわらず、糖分が脂肪として蓄えられやすくなります。

これは、相撲力士と同じ食生活です。

力士も、朝の激しい稽古をしてから朝食を取り、その後一眠りという生活スタイルです。

太りやすくするために、そういう生活パターンを送っています。

運動した後に食事を与えると、肥満になりやすくなるので、気をつけるようにしましょう。

初めて犬を飼うときの心構え(28)
  • 激しい運動した後に食事を与えるのは、控える。
犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。

初めて犬を飼うときの30の心構え

  1. 犬のしつけで一番大切なのは、やる気や根気より、まず愛情。
  2. ただリーダーになればいいわけではない。
    大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。
  3. 犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。
  4. ペットを育てる苦労や悩みも、大変だからこそ、温かい思い出になる。
  5. しつけは、時間をかけるほうがいい。
    時間がかかるからいい。
  6. 自転車で犬を散歩させるのは、要注意。
  7. 易しいところから始めるのが、遠回りに思え、実は最も近道になる。
  8. かわいい子犬こそ、食べるものに関しては鬼になって徹底管理する。
  9. 定期的なブラッシングをすれば、けがや病に早く気づける。
  10. 犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。
  11. ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。
  12. 意外にも、犬は雨の日の散歩を大喜びする。
  13. 大雨が降って散歩ができない。
    そんなとき、散歩の代わりにすればいいことがある。
  14. 人間が食べるお菓子は、犬のご褒美として与えないほうがいい。
  15. 犬に与えていい食べ物かどうかを、食べられるかどうかで判断しない。
  16. うっかりリードが手を離れた。
    捕まえようとしても、逃げられる。
    どうすればいい?
  17. 去勢・避妊手術はしたほうがいいの?それともしないほうがいいの?
  18. 無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。
  19. 飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
  20. いつもペットの機嫌を取るような話し方は、やめたほうがいい。
  21. 犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。
  22. 「やめなさい」という一言は、奥が深い。
  23. 犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
  24. 無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。
  25. 犬も寂しいと、夜泣きをする。
  26. できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいい。
  27. 子犬のときより成犬のほうが、しつけやすい面もある。
  28. 犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。
  29. 犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。
  30. 犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

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