執筆者:水口貴博

初めて犬を飼うときの30の心構え

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犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。

犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。 | 初めて犬を飼うときの30の心構え

犬へのしつけを、難しく考えるといけません。

難しく考えると、思いどおりにいかないとき、すぐいらいらし始めてしまいます。

「こんなに一生懸命になっているのになぜ失敗するのかしら」

「言うことを聞かない犬にいらいらする」

「ああ。今日もダメだった」

もちろん少しでも早くしつけを覚えてもらいたい気持ちはわかります。

しかし、結果を早く求めようとすると「できないこと」に集中が向き、ストレスをためる原因になります。

犬もつらいです。

飼い主の精神状態においてもよくありません。

少し考え方をスイッチしましょう。

「すべては犬との思い出作りなのだ」と考えればいい。

うまくいくときもうまくいかないときも、どちらでもいい。

どちらも犬と接する時間ができましたから、良しとします。

「今日もたくさんスキンシップができたな」

「今日も思い出が1つできた」

「今、この瞬間」の犬との触れ合いに集中して楽しみます。

犬に接することができていますから、素晴らしいことです。

犬と接する時間が増えるだけでいい。

思い出が増えるからです。

その楽しんだ先に、自然と犬との思い出が増えたり、信頼関係などが深まったりします。

いつしか「言うことを聞いてくれるようになった」という結果があります。

「しつけ」の結果は、あくまで犬と接するときの副産物と考えるほうが、うまくいくのです。

初めて犬を飼うときの心構え(21)
  • 犬のしつけは、思い出作りと考える。
「やめなさい」という一言は、奥が深い。

初めて犬を飼うときの30の心構え

  1. 犬のしつけで一番大切なのは、やる気や根気より、まず愛情。
  2. ただリーダーになればいいわけではない。
    大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。
  3. 犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。
  4. ペットを育てる苦労や悩みも、大変だからこそ、温かい思い出になる。
  5. しつけは、時間をかけるほうがいい。
    時間がかかるからいい。
  6. 自転車で犬を散歩させるのは、要注意。
  7. 易しいところから始めるのが、遠回りに思え、実は最も近道になる。
  8. かわいい子犬こそ、食べるものに関しては鬼になって徹底管理する。
  9. 定期的なブラッシングをすれば、けがや病に早く気づける。
  10. 犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。
  11. ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。
  12. 意外にも、犬は雨の日の散歩を大喜びする。
  13. 大雨が降って散歩ができない。
    そんなとき、散歩の代わりにすればいいことがある。
  14. 人間が食べるお菓子は、犬のご褒美として与えないほうがいい。
  15. 犬に与えていい食べ物かどうかを、食べられるかどうかで判断しない。
  16. うっかりリードが手を離れた。
    捕まえようとしても、逃げられる。
    どうすればいい?
  17. 去勢・避妊手術はしたほうがいいの?それともしないほうがいいの?
  18. 無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。
  19. 飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
  20. いつもペットの機嫌を取るような話し方は、やめたほうがいい。
  21. 犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。
  22. 「やめなさい」という一言は、奥が深い。
  23. 犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
  24. 無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。
  25. 犬も寂しいと、夜泣きをする。
  26. できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいい。
  27. 子犬のときより成犬のほうが、しつけやすい面もある。
  28. 犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。
  29. 犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。
  30. 犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

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