執筆者:水口貴博

初めて犬を飼うときの30の心構え

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犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。

犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。 | 初めて犬を飼うときの30の心構え

犬は人と違い、言葉でのコミュニケーションができません。

そのため、飼い主が褒めたり叱ったりなど、態度・声・表情などで伝えるしか方法はありません。

しかも犬の脳年齢は、人間でいう2歳児から3歳児くらいと言われます。

これがわかると「犬のしつけは長期で見ることが大切」と自覚するでしょう。

理解力も記憶力も、私たち大人の人間よりはるかに劣っています。

人間ならすぐできるようなことが、犬の場合、1週間も1カ月もかかることは珍しくありません。

しつけといえば「早くできるように」と願う飼い主が多いですが、あまり成長の早さを求めすぎるのはやめにしましょう。

しつけは最初、うまくいかなくて当然です。

むしろ、3日でできるほうが不思議なくらいです。

「時間がかかって当然」と自分に言い聞かせ、のんびりしつけていくようにしましょう。

しつけは、一つ一つ覚えさせていく。

ゆっくりせかさない。

そういうのんびりしているほうが、犬も落ち着いて、頭を整理しながらする時間ができます。

リラックスができて、逆に覚えがよくなるのです。

初めて犬を飼うときの心構え(10)
  • 犬のしつけは、長期で考える。
ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。

初めて犬を飼うときの30の心構え

  1. 犬のしつけで一番大切なのは、やる気や根気より、まず愛情。
  2. ただリーダーになればいいわけではない。
    大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。
  3. 犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。
  4. ペットを育てる苦労や悩みも、大変だからこそ、温かい思い出になる。
  5. しつけは、時間をかけるほうがいい。
    時間がかかるからいい。
  6. 自転車で犬を散歩させるのは、要注意。
  7. 易しいところから始めるのが、遠回りに思え、実は最も近道になる。
  8. かわいい子犬こそ、食べるものに関しては鬼になって徹底管理する。
  9. 定期的なブラッシングをすれば、けがや病に早く気づける。
  10. 犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。
  11. ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。
  12. 意外にも、犬は雨の日の散歩を大喜びする。
  13. 大雨が降って散歩ができない。
    そんなとき、散歩の代わりにすればいいことがある。
  14. 人間が食べるお菓子は、犬のご褒美として与えないほうがいい。
  15. 犬に与えていい食べ物かどうかを、食べられるかどうかで判断しない。
  16. うっかりリードが手を離れた。
    捕まえようとしても、逃げられる。
    どうすればいい?
  17. 去勢・避妊手術はしたほうがいいの?それともしないほうがいいの?
  18. 無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。
  19. 飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
  20. いつもペットの機嫌を取るような話し方は、やめたほうがいい。
  21. 犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。
  22. 「やめなさい」という一言は、奥が深い。
  23. 犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
  24. 無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。
  25. 犬も寂しいと、夜泣きをする。
  26. できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいい。
  27. 子犬のときより成犬のほうが、しつけやすい面もある。
  28. 犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。
  29. 犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。
  30. 犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

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