執筆者:水口貴博

愛犬を長生きさせる30の方法

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人が必要とする栄養と犬が必要とする栄養は、大きく異なる。

人が必要とする栄養と犬が必要とする栄養は、大きく異なる。 | 愛犬を長生きさせる30の方法

犬の餌代とはいえ、1年を通してみると、かなりの出費になります。

また毎日ドッグフードばかりでは、あまりに単調すぎる食事でかわいそうだなと感じる飼い主もいることでしょう。

そのため、家庭によっては、飼い主の食事の残りを与えているところもあるようです。

もちろん犬の苦手な食べ物は避けるという前提で、たまに飼い主の食事の残りを与えるくらいならいいでしょう。

いつもと違った食事に、犬も喜ぶに違いありません。

しかし「たまに」であって「毎日」となると、話は別です。

飼い主の食事の残りばかりというのは、犬の健康にいいとは言えません。

「人間が必要とする栄養」と「犬が必要とする栄養」は、大きく異なるためです。

人間の場合は、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルという5大栄養素が基本です。

バランスよく摂取することで、発育が促されます。

しかし、犬が必要とする栄養は、主にタンパク質とカルシウムくらいです。

人間のように、炭水化物・脂質・ビタミンなどは多くを必要としません。

むしろ炭水化物は分解が苦手なので、摂取しすぎると体に悪い影響が出る場合があります。

人間が食べる食事には、脂質が多く含まれているものが多いので、高カロリーの摂取になり、肥満の原因になります。

ビタミンでいえば、犬はビタミンCを体内で作り出すことができるため、そもそも不要です。

また、人間の食事の残りとはいえ、犬が苦手とするネギ・生卵・生魚・カフェイン・ニンニクなどが、混ざっているものもあります。

悪気はなくても、うっかり飼い主の不注意で与えてしまうこともあるでしょう。

このように、人と犬とでは、必要とする栄養が異なります。

人間の食事の残りを与え続けていると、腎臓の機能が低下したり、心臓の病気を引き起こしてしまったりする可能性があります。

犬の健康を考えるなら、ドッグフードを中心に与えるのが一番なのです。

愛犬を長生きさせる方法(27)
  • 毎日、飼い主の食事の残りばかり、犬に与えるのはやめる。
犬は、2人で散歩するより、大勢で散歩するほうが喜ぶ。

愛犬を長生きさせる30の方法

  1. 犬の高齢は、早く訪れる。
  2. 犬のぼけは、脳細胞の死滅によって生じる。
  3. 犬のぼけ対策は、生まれたときから始まる。
  4. いつもと違った散歩コースを歩けば、愛犬の脳は活性化される。
  5. 屋外より室内のほうが、愛犬がぼけにくくなる。
  6. 知育おもちゃで、頭を鍛える。
  7. 犬にとって旅行は、頭にいい刺激がいっぱい。
  8. 小さな日帰り旅行をしてみよう。
  9. 犬も褒められたいと思えば、もっと行動的になる。
  10. 何気ない愛犬の存在を、常に感謝することが大切。
  11. 子犬を出産して家族が増えても、飼い主の手間は変わらない。
  12. 犬は、1匹だけより2匹飼うほうが、安定する。
  13. 犬の2種類の筋肉を鍛えることで、老化を防止する。
  14. 犬のぼけを予防するなら、DHAとEPAが効く。
  15. 食事も運動も問題ないはずの犬が、なぜか太ってしまう理由。
  16. 犬は虫歯になりにくい一方、歯のトラブルを抱えやすい。
  17. かわいいからと言って、太ったペットをほうっておかない。
  18. 犬の食事は、適量で与えてはいけない。
  19. 噛むことは、犬の歯の健康だけでなく、脳の健康にもつながる。
  20. 犬も白内障になる。
    散歩をするなら、早朝と夕方がおすすめ。
  21. 「犬が生きていける世話」ではなく「犬を満足させる世話」をする。
  22. 語りかけるすべてのタイミングは、スキンシップの時間にもなる。
  23. 犬の不安定になった心は、お漏らしとして表れやすい。
  24. テレビほど、犬にさまざまな刺激を与えられる便利な道具はない。
  25. 犬用ビデオは、飼い主がいない間の退屈しのぎになる。
  26. 飼い主に期待された犬ほど、強く育つ。
  27. 人が必要とする栄養と犬が必要とする栄養は、大きく異なる。
  28. 犬は、2人で散歩するより、大勢で散歩するほうが喜ぶ。
  29. 予防接種で、未然に病気を防ぐ。
  30. 犬がぼける本当の原因は、私たち人間にあった。

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