「褒められたい」というのは、行動したい気にさせる大きな要因です。
心から尊敬している人から、褒められたときの嬉しさは大きくなりますね。
「もっと褒められたい」「もっと頑張るぞ」というやる気が出てきます。
それは人間だけでなく、犬もまったく同じです。
犬も、飼い主にもっと褒められたいと思って行動します。
飼い主が喜んでいる姿は、犬にとっても大きな喜びです。
信頼している飼い主から褒められると、やはり嬉しくてたまりません。
しつけるときにうまくいくかどうかは、ひとえに「犬」より「飼い主」にかかっています。
飼い主が「喜び上手」なら、犬は必ず成長します。
しつけのとき、本当に必要になるのは「ご褒美のお菓子」より「ぱっと明るい飼い主の笑顔」です。
犬の頭をなでながら「よしよし、偉い!」と満面の笑みを浮かべながら褒めてあげましょう。
その喜びは、きちんと犬に伝わります。
「もっとかっこいいところをご主人さまに見てもらおう」と思い、活動的になります。
かっこつけたくなるのは、人も犬も同じです。
飼い主が積極的に笑顔で犬を褒めると、自然と犬は活動的になります。
活動的になれば、もちろんドジを踏んだり落ち込んだりすることも多くなりますが、ささいなことです。
やはりたくさん体を動かすことで多くの刺激に触れるようになり、筋力も鍛えられるメリットのほうが大きいでしょう。
結果として、犬の健康につながります。
よく叱るより、よく褒める飼い主になりましょう。