犬は、孤独が苦手です。
屋外で飼う場合は、飼い主とのスキンシップが限られ、寂しい気持ちになりやすくなります。
飼い主としても仕事やプライベートなどで忙しく、犬の面倒をなかなかみてやれないこともあるでしょう。
そこでおすすめなのは、もう1匹、犬を飼ってみることです。
「2匹も飼うなんて大変! 今の世話が2倍になるなんて!」
そう思う方もいらっしゃることでしょう。
もちろん犬同士の相性の問題もありますし、飼育スペースなどの問題もあるでしょう。
しかし、大変なことばかりではありません。
もし余裕があるなら、2匹飼ってあげるほうが、飼い主は大変でも犬のためになります。
実は、犬は1匹だけより2匹飼うほうが安定します。
世話が2倍に増えそうに思えますが、そうでもありません。
むしろ1匹より2匹飼うほうが、飼い主の手間が減る場合があります。
そもそも犬は集団で行動する生き物です。
単独行動は苦手です。
2匹いることで、飼い主が犬の遊び相手になる手間が減ります。
もちろん2匹になることで増える手間もありますが、飼い主や犬が感じる喜びや楽しみも2倍になるのが、最も大きなところです。
お互いがいたわり合える環境作りが大切です。
人は人の中で成長できるように、犬も犬の中で成長します。
そばに自分と同じ動物がいるので、寂しさを感じることがなくなります。
たしかに餌の量も2倍になりますが、散歩の量は変わりません。
可能なら、比較的頭が柔軟な子犬のころから飼っていればいいでしょう。
飼い主は大変かもしれませんが、長期で見れば、犬の心身にいい影響を与えるため、老化を防ぐ効果があります。