犬のしつけとして、留守番があります。
さすがに飼い主とはいえ、24時間、犬と一緒にい続けるわけにはいきません。
学校があったり会社があったりなど、犬に留守番をお願いしなければならないときがあります。
最初は短い時間から始めて、次第に留守番できる時間を長くします。
最長で半日から1日くらいは、飼い主がいなくても留守番ができるようになるはずです。
さて、そんなときです。
仕事や学校で家を出るとき、飼い主は家で待つ犬に、どう言っていますか。
おそらく多くの飼い主は、犬に「いってきます」と言ってから、家を離れるのではないでしょうか。
「いってきます」というのは間違ってはいませんが、少し悲しい響きです。
そこで終わってしまうから、寂しく聞こえます。
いってきますと言った後に、もう一言、大事な言葉を続けてください。
「留守番、お願いね」です。
これは犬に期待をする言葉です。
言葉はわからなくても、飼い主の期待をしているまなざしで犬は理解します。
「留守番、お願いね」という言葉で「これから数時間は1人で待つのだな。よし頑張るぞ」という覚悟と気合が入ります。
本来、犬は集団で行動し、1人きりにされるのは苦手です。
しかし、飼い主から「留守番をお願いするよ」と期待をされれば、犬は飼い主からの期待に応えようと強くなろうとするのです。