あなたは今日、自分の愛犬の何を褒めましたか。
飼い主の言うことやしつけを守ることができたときに褒めるのは、当然でしょう。
しかし、言うことを聞いたり守ったりしたときだけ、褒めるのではありません。
いかに普段の何気ないところを褒めてあげられるかです。
愛犬の存在を、常に感謝することが大切です。
褒められれば褒めるほど、犬は元気になり、活動的になります。
「飼い主から注目されている」と思い、元気になります。
飼い主は普段から犬を喜ばせるために、たくさん褒めるところを発見して、褒めちぎってあげましょう。
ありのままを褒めます。
たとえば、次のような点は毎日でも褒められるのではないでしょうか。
「散歩の相手になってくれてありがとう」
「毛並みがきれいだね」
「今日も元気だね」
「そばにいてくれてどうもありがとう」
「癒してくれて助かるよ」
当たり前だと思うのではなく、そういうところこそ目を向けてください。
ポイントは、思っているだけでなく口に出して言うことです。
言葉に出すことで、犬の耳に入るだけでなく、飼い主も自然と表情が作られます。
飼い主が口にする表情・態度・言葉のスピード・声の大きさなどから、飼い主が抱いている気持ちや感情が伝わります。
その表情や言葉を犬が聞いて、プラスに受け止めます。
人と犬という生物的な違いはあっても、底辺にある部分は同じです。
もちろん人と犬ですから、まれに誤解することもあるでしょう。
しかし、お互い地球上で生まれ、生きている者同士です。
何かつながるものがあるはずです。
言葉はわからなくても、態度や表情などで、メッセージを伝えることができるのです。