私が子犬たちとじゃれ合って遊んでいたときのことです。
突然、子犬にがぶり!
いきなり強い力で噛まれました。
牙が皮膚を貫通し、血がだらだら流れ始めました。
「痛い!」
私は急いで水で血を洗い、ばんそうこうで傷を手当てしました。
子犬だと思い、私も気を抜いていたのも悪かった。
子犬であろうと、本気に近い力で噛まれると、かなりの傷を負います。
仲のいい飼い主を獲物と見間違えたのでしょうか。
あなたにも似たような経験はありませんか。
犬とボールで遊んだり、じゃれ合ったりしているときに、突然、強く噛まれることがあります。
なぜそんなことになるのでしょうか。
じゃれているうちに夢中になり、力の加減を忘れてしまうからです。
これは特に子犬に多く見られます。
子犬はまだ力の加減や調整が難しくて、夢中になると冷静さを忘れてしまいやすいからです。
こういうときは、飼い主は大きな声で「痛い!」と言って、犬を強めに叩いてください。
基本的に犬を叩くのはよくないですが、この場合は例外です。
現行犯として、しっかり叱ることが必要です。
血が流れていて、実際に傷を負っているとなると、笑い事では済まされない。
いくら悪気がないとはいえ、傷を負わすような悪行を働いたときには、きちんとしつけることが必要です。
弱い力でいいので、軽く頭を叩いて「絶対にやってはいけません」という意思表示をしましょう。
飼い主だったからよかったものの、もし他人なら大変です。
犬は冷静さを保ちながら、じゃれることができるようになります。