「おや。今日は犬のおしっこの色が変だぞ」
もしこうした疑問を持ったら、まずあなたが素晴らしい。
本来、糞をまじまじ見ることはよくありません。
汚いです。
むしろ目を背けたくなります。
本来、おしっこや糞の色は、健康の重要な指標の1つです。
体の中から出てきたものですから、体の中の状態を知ることができる、重要な手がかりの1つです。
たしかに汚いものではありますが、これほど確かめるべきものもありません。
糞の色の変化に気づいた飼い主は、しっかりしています。
それに気づけるというだけでも「飼い主」として合格といえるでしょう。
さて、問題なのは「なぜ色がおかしいのか」という点です。
これは一概には言えません。
飲んだ水分の量が少なすぎたり多すぎたり、食べた餌の種類が変わったりなどさまざまな理由が考えられます。
季節の変化によっても変わることがあります。
しかし、たいていの場合は一時的なものです。
もしこれがいつまでも続くようなら、何らかの異変が体内で起こっている可能性があります。
動物病院で獣医師に診てもらうといいでしょう。
何か異常が見つかる可能性もあります。
大切なことは、まず「気づくこと」です。
それが犬を育てるために必要な飼い主のセンスなのです。