学校で学ぶ勉強は、知識ばかりです。
知識ばかりの勉強をしても、残念ながら明るい未来は切り開けません。
たとえば、金融関係の学校でお金についての知識を学んだとしましょう。
「株式とは、株式会社の資本を構成する単位のこと」
「日本銀行とは、銀行の銀行のこと」
「節約とは、無駄を省いて、切り詰めること」
お金だけの知識があっても「なるほど」と思って終わりです。
「なるほど」と思っているだけではいけません。
お金に関する知識があっても、貧乏な人はたくさんいます。
もちろん知識は必要です。
しかし、それだけではいけません。
本当に大切なのは、知識を操る「知恵」です。
お金の知識があっても、お金を増やすための知恵がないと、すっからかんになります。
知識を操るためには、さらに知恵が必要です。
知恵があって、初めて知識が生かされ、ようやく本来の働きができます。
知恵の勉強もしましょう。
知識だけの勉強は十分ですから、次は知恵の勉強をします。
「どう役立てられるか」
「自分の生活にどう生かせられるか」
「知識を使って何ができるのか」
知識の生かし方を考えるのが知恵です。
知恵を学んで、知識をどう生かしていくかを考えることです。