雑談で要求されるのは「連想する力」です。
連想する力がないと、ネタごとに会話が終わってしまいます。
ネタからネタを連想してつなげていくのが、雑談です。
「AといえばB。BといえばC。CといえばD」
連想する力があれば、会話はどんどんと広がります。
つなげていくのがうまい人ほど、雑談も盛り上がります。
「それはわかっている。それがなかなかできないから困っているんだ」
たしかに連想する力とはいえ、どうすれば鍛えられるのかが曖昧です。
その連想する力を鍛える簡単な方法があります。
テレビを見ながら、突っ込みを入れます。
ニュース番組でもいいです。
ドラマでも言いし、バラエティー番組でもかまいません。
突っ込みは、何でもかまいません。
出演者の発言に対して、疑問、不満、提案などを、どんどん突っ込んでいきます。
それがつなげる力であり、連想する力です。
「それは違うだろ」
「それを言うなら自業自得だ」
「それさっきも言っていただろう」
「ふと思い浮かんだこと」が、強力な接着剤になります。
その接着剤が、今のネタと次のネタをつなげていきます。
この方法は、頭で思っているだけの突っ込みとは違い、すぐ実践につながります。
実際に口を動かして発言することで、本番での会話の練習になります。
関西の人は、テレビに向かっていつも突っ込みを入れています。
突っ込みを普段から入れているので、雑談がうまいです。
テレビを相手にして、突っ込みを練習しているから、普段の雑談でも話がうまいのです。