「読んで元気が出てきました」
「勇気をもらいました」
「もう少し頑張ってみます」
実はこれらの言葉は、私が読者からよくいただく言葉です。
こういう言葉をいただくと、本当に嬉しくなります。
自分の本来の仕事ができていることが、ようやく感じられるからです。
私たちは、潜在的に「励まされたい」と思っています。
自分ではおおむね覚悟は決まっているものの、行動する勇気がもう一歩足りません。
たとえば、あなたには好きな人がいるはずです。
しかし、なぜ告白できないのかというと「勇気が足りないから」です。
それだけのことです。
好きな人はすでに存在して迷いはないはずなのに、勇気が少し足りないから行動できず、未来が切り開けません。
それは恋愛だけでなく、仕事でも友人関係でも親子関係でも同じです。
すべての答えは、おおむねわかっています。
しかし、行動する勇気が、ほんの少し足りません。
私は今、励ます仕事をしていると思っています。
作家は、文章を書く職業と思われがちです。
たしかに創造的に文章を書きはしますが、単なる手段です。
文章を書いて本当にしたいことは、あなたを励ますことです。
それができれば、本でも音楽でも映画でも、表現できる手段は何でもいい。
すべての芸術作品は、人を励ます作品です。
勇気が最初からある人は、無理に読書をする必要はありません。
すでに勇気があるなら、熱いハートでどんどん行動して、未来に結びつければいい。
大量の実践があれば、自分の身をもってノウハウやコツを身につけることができるでしょう。
実体験を通したノウハウやコツのほうが、実は身につきやすく忘れにくいのです。