長いお付き合いのあるお客さまのところへ訪問したときには、話が弾むものです。
もちろん長い付き合いだから、打ち解けた話になります。
特別な情報提供や裏情報などのやりとりもあることでしょう。
しかし、話が弾みすぎて私的な悩みや相談まで出てくるようになっては、今度は本来の仕事に支障をきたしてしまいます。
いくら仲良くなって話しているとはいえ、あまりに仕事からかけ離れた会話は、もはや仕事ではなく、サボりなのです。
話している時間にも時間は刻々とすぎ、給料は発生しています。
用件が済めば、タイミングよく退出したほうがいい。
仕事でお客さまのところへ出向いたのですから、用件が済んだら、あまり話が長くならないところで引き上げるのがマナーです。
「すみません。これから自社で仕事が残っていますので」
「ちょっとほかの仕事があるので」
上手に話を切り上げられるようになるのも、社会人としても技能の1つなのです。