客先へ訪問した際に、お茶を差し出されます。
そのときに、どのようなお礼を言っているでしょうか。
「すいません」「どうも」と軽くお礼を言っていませんか。
心当たりのある人は、要注意です。
それは、学生言葉です。
社会人になっても、この言葉を使う人が意外に多くて驚くことがあります。
「すみません」は、そもそも謝るときに使う言葉です。
お礼を言いたいのに「すみません」と謝るのは、おかしなコミュニケーションです。
「なぜ謝るの?」と、相手は困惑してしまいます。
「どうも」という言葉もいけません。
「どうも」という言葉は、略語です。
「どうもありがとうございます」を一言で「どうも」と略しているのは、本当にお礼を言っていることにはなりません。
「お礼が面倒なのだな」と思われてしまい、失礼になります。
丁寧な言葉で、失礼な言葉を言っています。
社会人なら、お礼はきちんと「ありがとうございます」と言えるようになりましょう。
ありふれた言葉ですが、素直な言葉が一番ストレートに伝わるのです。