執筆者:水口貴博

心に残るプレゼントをする30の方法

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自分で勝手に記念日を作る。

自分で勝手に記念日を作る。 | 心に残るプレゼントをする30の方法

「今日は何の日か、知っている?」

以前付き合っていた彼女が、突然私に問題を出してきたことがありました。

たいていこういうときは、誰かの誕生日や記念日だったりするものです。

しばらく考え込んでいましたが、一向に心当たりはありません。

単なる平日であり、何の日でもありません。

「わからないよ」と降参すると、自信に満ちた表情で「私たちが出会って100日目!」と言うのです。

「出会ってから今までずっと数えていたのか!」と、驚いてしまいました。

便乗して「記念にケーキを買おう」と言い始めるのです。

100日目を勝手に記念日にしてしまうことも、また驚きです。

彼女の細かな気遣いに参ってしまい、一緒にケーキを買いに行ったことがありました。

プレゼントは、年間行事のときだけと限られたことではないと教えられた瞬間です。

プレゼントの上手な人は、記念日を自分で作れます。

記念日は、どんな名目でもかまいません。

「初めて会った記念日だから」

「週末だから」

「試験が終わった記念だから」

「文化祭が無事に終わった記念に」

「勉強が一段落ついたから」

「記念」という響きは、わくわくする言葉です。

記念日というだけで、特別なことがあっても許してしまいます。

突然「ちょっと食べに行こう」と言われると「え? なぜ?」と思います。

しかし「文化祭が終わった記念に」と言われると「そうだね。食べに行こう」と妙に納得してしまいます。

プレゼントの達人は、口実がうまいのです。

自分で記念を作ってしまい、人付き合いに結びつけるのです。

心に残るプレゼントをする方法(22)
  • 自分で記念日を作ってしまう。
たくさんの記念日は、カレンダーに書き込めばいい。

心に残るプレゼントをする30の方法

  1. プレゼントは、ものを贈るのではない。
    気持ちを贈るのだ。
  2. 贈る物の大きさは問題ではない。
    贈る気持ちの大きさである。
  3. 気持ちは、お金に勝る。
  4. プレゼントに、手紙を添えなければ、贈る意味はない。
  5. 誕生日の前日に、プレゼントを贈ろう。
  6. 発送予約を利用すれば、忘れることはない。
  7. プレゼントの基本は、直接手渡し。
    これだけで、十分に嬉しい。
  8. プレゼントが恥ずかしくない人はいない。
    恥ずかしいときこそ直接手渡そう。
  9. 歌を贈るというプレゼント。
  10. 残らない贈り物が、心に残る。
  11. 本を読まない人も、プレゼントされれば読むようになる。
  12. 花は、誰もが喜ぶすてきなプレゼント。
  13. プレゼントは、受け取る側にもマナーがある。
  14. 抽象的な感謝を言っていませんか。
    1つでいいから、具体的に感謝すること。
  15. 値札の付いたままのプレゼントは、夢から覚めてしまう。
  16. 物質的なプレゼントは、部屋を狭くさせる。
    精神的なプレゼントは、心を広くさせる。
  17. 気の進まないときには、プレゼントをしない。
  18. 突然渡すプレゼントには、驚きと感動がある。
  19. 値段の高くないものを贈るほうが、お返しがしやすくなる。
  20. プレゼントを渡すときには、2人きりになろう。
  21. 2人っきりになるために、早めに登校する。
  22. 自分で勝手に記念日を作る。
  23. たくさんの記念日は、カレンダーに書き込めばいい。
  24. 感動した体験話は、立派なプレゼントになる。
  25. 体験談は、人生を変えるプレゼントになる。
  26. プレゼントは、朝がベストタイム。
  27. 肩を揉んで、癒しをプレゼント。
  28. プレゼントをする人が、プレゼントをされる。
  29. 普段、恥ずかしくて言えない言葉は、プレゼントのタイミングで伝えよう。
  30. 最高のプレゼントとは、泣かせることができるプレゼント。

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