執筆者:水口貴博

心に残るプレゼントをする30の方法

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2人っきりになるために、早めに登校する。

2人っきりになるために、早めに登校する。 | 心に残るプレゼントをする30の方法

中学生2年の誕生日の朝、私が朝早く学校に登校したときのことです。

今でも忘れられない一瞬は、ある日突然、やってきました。

朝早く学校にきた私は、1人教室でいつものように勉強をしていました。

すると「こつこつ……」と誰かが教室に近づいてくる足音が聞こえてきます。

廊下を歩く足音は、当たり前のように聞こえる音です。

特に気にもしていませんでした。

しかし、足音が、私の目の前で止まった。

顔を上げると、当時、仲の良かった横山さんという女の子が立っていました。

まだ誰もいない教室に1人入ってきて、一言、こう言いました。

「今日誕生日でしょ。はい、これ」

プレゼントを差し出し、逃げるように教室から去っていきます。

私はあまりに突然で、嬉しくて飛び上がりそうになりました。

それはもう言葉が出ないほどです。

今日、誕生日であることを覚えてくれていたということに、感動はもちろんです。

さらに感動させたのは、もう1つありました。

私が朝早く学校に来ていることを知っている横山さんは、プレゼントを渡すために、わざわざ早く来てくれたようなのです。

その心遣いに驚き、感動したのです。

それでいて、突然の誕生日プレゼント。

出来事は一瞬でしたが、今でもその光景をはっきり覚えています。

それほど嬉しくて、感動してしまったのです。

「渡すためにわざわざ早く登校してくれたこと」に、感動だったのです。

プレゼントを渡すために2人っきりになることは、ポイントです。

たくさんいると邪魔をされたり、注意が散漫になったり、感動が薄れます。

2人っきりのシチュエーションを作るために、早めに登校してくれたのは、言葉では言い表せない感謝と感動があるのです。

心に残るプレゼントをする方法(21)
  • プレゼントを渡すために、早めに登校する。
自分で勝手に記念日を作る。

心に残るプレゼントをする30の方法

  1. プレゼントは、ものを贈るのではない。
    気持ちを贈るのだ。
  2. 贈る物の大きさは問題ではない。
    贈る気持ちの大きさである。
  3. 気持ちは、お金に勝る。
  4. プレゼントに、手紙を添えなければ、贈る意味はない。
  5. 誕生日の前日に、プレゼントを贈ろう。
  6. 発送予約を利用すれば、忘れることはない。
  7. プレゼントの基本は、直接手渡し。
    これだけで、十分に嬉しい。
  8. プレゼントが恥ずかしくない人はいない。
    恥ずかしいときこそ直接手渡そう。
  9. 歌を贈るというプレゼント。
  10. 残らない贈り物が、心に残る。
  11. 本を読まない人も、プレゼントされれば読むようになる。
  12. 花は、誰もが喜ぶすてきなプレゼント。
  13. プレゼントは、受け取る側にもマナーがある。
  14. 抽象的な感謝を言っていませんか。
    1つでいいから、具体的に感謝すること。
  15. 値札の付いたままのプレゼントは、夢から覚めてしまう。
  16. 物質的なプレゼントは、部屋を狭くさせる。
    精神的なプレゼントは、心を広くさせる。
  17. 気の進まないときには、プレゼントをしない。
  18. 突然渡すプレゼントには、驚きと感動がある。
  19. 値段の高くないものを贈るほうが、お返しがしやすくなる。
  20. プレゼントを渡すときには、2人きりになろう。
  21. 2人っきりになるために、早めに登校する。
  22. 自分で勝手に記念日を作る。
  23. たくさんの記念日は、カレンダーに書き込めばいい。
  24. 感動した体験話は、立派なプレゼントになる。
  25. 体験談は、人生を変えるプレゼントになる。
  26. プレゼントは、朝がベストタイム。
  27. 肩を揉んで、癒しをプレゼント。
  28. プレゼントをする人が、プレゼントをされる。
  29. 普段、恥ずかしくて言えない言葉は、プレゼントのタイミングで伝えよう。
  30. 最高のプレゼントとは、泣かせることができるプレゼント。

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