執筆者:水口貴博

人生の落とし穴を避ける30の方法

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「至急」「緊急」は、使っても、使いすぎるな。

「至急」「緊急」は、使っても、使いすぎるな。 | 人生の落とし穴を避ける30の方法

タイトルに「至急」とついたメールがあります。

どんな内容なのだろうと思って確認してみると、拍子抜けです。

まったく大したことではありません。

「早めに読んでおいたほうがいいよ」という程度の内容です。

いつでも読んでもいいようなことです。

重要そうに思えて、実はまったく大したことではないのです。

「緊急で動画を回しています」から始まる動画があります。

緊急と言うからには、1分1秒を争うような内容なのだろうと思います。

ところが、いざ視聴してみると、まったく大した内容ではありません。

よくある普通の動画です。

「どこが緊急なの?」と首をかしげる内容です。

その人は再生回数を上げたいために「緊急」というワードを使っているのです。

タイトルに「至急」とつくメールを送る人は、日頃からよくそういうメールを送っています。

「緊急で動画を回しています」と使う人も、日頃からよくそういう動画を撮っています。

こういう大げさなワードを使う人は、だいたい同じ人ばかり。

癖になっているのです。

本人は騙しているつもりはなくても、受け止める側からすると騙されたような気分になります。

結局のところ「早く返信がほしいだけ」「再生回数を上げたいだけ」なのです。

もちろん世の中には、本当に至急・緊急と言えるケースがあるのも事実です。

至急や緊急というワードは、ここぞというときに使うものです。

日頃から至急・緊急を多用して、そのたびに相手を落胆させていると、本当に至急・緊急のとき信じてもらえなくなります。

「どうせまた」と思われ、スルーされるのがオチです。

きちんと見てもらえないのです。

いったんそういうイメージがつくと、なかなか元に戻すのは困難です。

一度出来上がったイメージを変えるには、長い時間がかかります。

「至急」「緊急」は、使うことはあっても、使いすぎないことが大切なのです。

人生の落とし穴を避ける方法(20)
  • 「至急」「緊急」は、使っても、使いすぎない。
敗因を分析することはあっても、勝因を分析する人は少ない。

人生の落とし穴を避ける30の方法

  1. 重い荷物でチャンスを失う。
  2. やたら「正義」を口にする人には注意する。
  3. 余裕を持って家を出たとしても、安心とは限らない。
  4. 首を縦に振る「うん」と、ため息交じりの「う~ん」は、意味が異なる。
  5. 理解できないからといって、人の趣味を否定しないこと。
  6. ファスナーの寿命は、持つ人によって差が出る。
  7. 診察のとき、患者の顔を見ないお医者さんとは、信頼関係を結べない。
  8. 助けを求めることも勇気だ。
  9. 成功の保証を求める人は、チャレンジができない。
  10. あらゆるトラブルは「これも人生の醍醐味」の一言で乗り越えられる。
  11. お酒の場で交渉を持ちかける人とは関わらない。
    お酒の場で交渉を持ちかける人にもならない。
  12. 軽率な振る舞いは、命に関わる。
  13. 初心者が上級者コースに挑むことほど、危険なことはない。
  14. 未開封の封筒が放置されたままになっていませんか。
  15. 完璧な人間であろうとすると、最終的にどうなるのか。
  16. 料理に文句ばかり言っていると、もっと大変なことになる。
  17. 男性でもレディースを選んでいい。
    女性でもメンズを選んでいい。
  18. 手を使うべきところで、足を使っていませんか。
  19. 朝起きて疲れが取れていないのは、何かがおかしい。
  20. 「至急」「緊急」は、使っても、使いすぎるな。
  21. 敗因を分析することはあっても、勝因を分析する人は少ない。
  22. 騙すことでうまくいっても、一時的。
  23. 「ぎりぎりにならないとできない」という人は、悪い自己暗示にかかっているだけ。
  24. 誰かを批判することもあっていい。
    ただし、自分も批判される覚悟を持つこと。
  25. アドバイスは、度が過ぎると、余計なお節介になる。
  26. 「水でいいです」という言い方は、水に対して失礼だ。
  27. お店からの特別扱いを当たり前に感じ始めたときが危ない。
  28. 太っていると思い込んでいると、どこまで痩せても終わりがない。
  29. 「仕事を断らない主義」は、立派であっても非常にリスキー。
  30. 過去の成功例にとらわれてはいけない。

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