公開日:2023年6月21日
執筆者:水口貴博

人生の落とし穴を避ける30の方法

28

太っていると思い込んでいると、どこまで痩せても終わりがない。

太っていると思い込んでいると、どこまで痩せても終わりがない。 | 人生の落とし穴を避ける30の方法

太りすぎを気にしている女性がいました。

自分の容姿に悩んでいて、くよくよ嘆いています。

「太っていて困っています。足が太くて、二の腕もぶよぶよです。もっと痩せたくて今ダイエット中です」

見てみると、まったく太っていません。

むしろ痩せています。

足も腕も細くて、きゃしゃな体つきです。

しかし本人は「こんなに太っている。もっと痩せなきゃ」と真剣に悩んでいます。

周りが「全然太ってない」と言っても聞く耳を持ちません。

まだまだ自分は太っていると思っていて、食事をすることに罪悪感がある様子でした。

そうしてますますダイエットが頑張り、ますます痩せていきました。

その結果、頬は痩せこけ、がりがりになりました。

顔から生気が失われ、笑うことも少なくなり、みすぼらしい雰囲気になってしまいました。

完全に痩せすぎていて、痛々しいほどの細身です。

当然ですが、男性からは不評です。

モテるどころか、ますますモテなくなりました。

それでも本人はまだ「太っている」と言っているのです。

これは悪い自己暗示です。

思い込みは本当に怖い。

自分のことを「太っている」と思い込んでいると、悪い錯覚が引き起こされ、いくら痩せても太っているように見えます。

痩せすぎは体に良くありません。

あまり痩せすぎると、健康に影響が出ます。

体力が著しく低下するのはもちろん、ストレスに弱くなったり、病気にかかりやすくなったりします。

最悪の場合、命に関わる可能性もゼロではありません。

世の中には拒食症で亡くなった人がいます。

カレン・カーペンターは、拒食症のため、32歳の若さで生涯を閉じました。

世界で活躍するファッションモデルでも、拒食症で亡くなったというニュースがあります。

痩せすぎは不健康です。

限度を超えたダイエットは、緩やかな死に向かっています。

自分のことを太っていると思っているなら、本当に太っているのか、一度客観的に確認してみてください。

肥満度を表す体格指数としては「BMI」が有名です。

BMIは国際的な指標として用いられているため、客観的な判断に役立ちます。

BMIが18.5未満であれば、十分痩せていると判断できます。

当然ダイエットは不要であり、むしろたくさん食べることが必要です。

悪い思い込みにとらわれているなら、早く目を覚ましましょう。

人生の落とし穴を避ける方法(28)
  • 痩せているにもかかわらず、太っていると思い込んでいないか、一度冷静に自分を客観視する。
「仕事を断らない主義」は、立派であっても非常にリスキー。

人生の落とし穴を避ける30の方法

  1. 重い荷物でチャンスを失う。
  2. やたら「正義」を口にする人には注意する。
  3. 余裕を持って家を出たとしても、安心とは限らない。
  4. 首を縦に振る「うん」と、ため息交じりの「う~ん」は、意味が異なる。
  5. 理解できないからといって、人の趣味を否定しないこと。
  6. ファスナーの寿命は、持つ人によって差が出る。
  7. 診察のとき、患者の顔を見ないお医者さんとは、信頼関係を結べない。
  8. 助けを求めることも勇気だ。
  9. 成功の保証を求める人は、チャレンジができない。
  10. あらゆるトラブルは「これも人生の醍醐味」の一言で乗り越えられる。
  11. お酒の場で交渉を持ちかける人とは関わらない。
    お酒の場で交渉を持ちかける人にもならない。
  12. 軽率な振る舞いは、命に関わる。
  13. 初心者が上級者コースに挑むことほど、危険なことはない。
  14. 未開封の封筒が放置されたままになっていませんか。
  15. 完璧な人間であろうとすると、最終的にどうなるのか。
  16. 料理に文句ばかり言っていると、もっと大変なことになる。
  17. 男性でもレディースを選んでいい。
    女性でもメンズを選んでいい。
  18. 手を使うべきところで、足を使っていませんか。
  19. 朝起きて疲れが取れていないのは、何かがおかしい。
  20. 「至急」「緊急」は、使っても、使いすぎるな。
  21. 敗因を分析することはあっても、勝因を分析する人は少ない。
  22. 騙すことでうまくいっても、一時的。
  23. 「ぎりぎりにならないとできない」という人は、悪い自己暗示にかかっているだけ。
  24. 誰かを批判することもあっていい。
    ただし、自分も批判される覚悟を持つこと。
  25. アドバイスは、度が過ぎると、余計なお節介になる。
  26. 「水でいいです」という言い方は、水に対して失礼だ。
  27. お店からの特別扱いを当たり前に感じ始めたときが危ない。
  28. 太っていると思い込んでいると、どこまで痩せても終わりがない。
  29. 「仕事を断らない主義」は、立派であっても非常にリスキー。
  30. 過去の成功例にとらわれてはいけない。

同じカテゴリーの作品

3:28

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION