公開日:2023年6月21日
執筆者:水口貴博

人生の落とし穴を避ける30の方法

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理解できないからといって、人の趣味を否定しないこと。

理解できないからといって、人の趣味を否定しないこと。 | 人生の落とし穴を避ける30の方法

つっけんどんな物言いで、人の趣味を否定する人がいます。

自分が理解できないからといって、人の趣味を悪く言うのです。

「ゴルフは意味がわからない。自分が打ったボールを追いかけるだけでばかばかしい」

「筋トレは時間の無駄。必要以上に筋肉を鍛えても仕方ないでしょう。スポーツしながら鍛えるほうがかっこいい」

「推し活なんて気持ち悪い。お金がかかるだけで成長も何もない。いいように利用されているだけ」

その人にとっては正直な意見なのかもしれませんが、ここは注意したいところです。

どれも悪口です。

自分が理解できない趣味だからといって、安易に否定するのは良くありません。

その趣味に打ち込んでいる人を傷つけます。

うっかり口にした一言が、誰かを傷つけたり悲しませたりします。

世の中に敵を増やします。

思わぬ恨みを買う可能性もある。

SNSであれば、炎上の恐れもあります。

人の趣味を否定していると、人間関係のトラブルになるのも時間の問題です。

どんな趣味にも、楽しさ・面白さがあります。

自分にとって「つまらない」「面白くない」と感じる趣味でも、その人にとっては「楽しい」「面白い」と感じています。

どんな趣味にも価値があります。

自分ではまったく価値が感じられなくても、その人にとっては特別な価値を感じていて、有意義な時間を過ごしています。

人の価値観は千差万別です。

その趣味が生きがいとなっていて、人生を豊かさにつながっている人もいます。

趣味のおかげで人生が救われているという人もいます。

内心では「くだらない」「ばかばかしい」「どこが面白いの?」と思う趣味もあるでしょう。

心ではそう思っていたとしても、口に出して言わないことです。

心の中だけでとどめておきましょう。

たとえギャンブルが趣味という人であっても、安易に否定しないことです。

世の中にはギャンブルに価値を感じている人もいます。

ギャンブルには、気晴らしやストレス解消など、ポジティブな要素もあります。

理解できない興味であっても、否定も批判もしません。

どんな趣味でも、それを楽しんでいる人がいるかぎり、役立っているといえます。

相手の話に「そうなのですね」と相槌あいづちを打てばいいだけです。

否定も肯定もせず、評価を加えず受け止めます。

なかなか理解できなければ「私には、まだその楽しさを理解するだけの器が備わっていない」と考えましょう。

今の自分にはまだ理解できないだけであって、今後その趣味の素晴らしさを理解できるようになるかもしれません。

謙虚な考え方を持てば、理解できない趣味もうなずけます。

自分が理解できない趣味だからといって、否定しないことが大切です。

人生の落とし穴を避ける方法(5)
  • 理解できない趣味だからといって、否定しない。
ファスナーの寿命は、持つ人によって差が出る。

人生の落とし穴を避ける30の方法

  1. 嫌な仕事をするから、お金が貯まらない。
    好きな仕事をすれば、お金が貯まる。
  2. やたら「正義」を口にする人には注意する。
  3. 初心者が上級者コースに挑むことほど、危険なことはない。
  4. あなたは今、財布にいくら入っているか即答できるか。
  5. 理解できないからといって、人の趣味を否定しないこと。
  6. ファスナーの寿命は、持つ人によって差が出る。
  7. 診察のとき、患者の顔を見ないお医者さんとは、信頼関係を結べない。
  8. 助けを求めることも勇気だ。
  9. 成功の保証を求める人は、チャレンジができない。
  10. あらゆるトラブルは「これも人生の醍醐味」の一言で乗り越えられる。
  11. お酒の場で交渉を持ちかける人とは関わらない。
    お酒の場で交渉を持ちかける人にもならない。
  12. 軽率な振る舞いは、命に関わる。
  13. 「大変なほうを選ぶ」とルールを決めておくと、自然に勇気が鍛えられる。
  14. 重い荷物でチャンスを失う。
  15. 完璧な人間であろうとすると、最終的にどうなるのか。
  16. 料理に文句ばかり言っていると、もっと大変なことになる。
  17. 男性でもレディースを選んでいい。
    女性でもメンズを選んでいい。
  18. 手を使うべきところで、足を使っていませんか。
  19. 朝起きて疲れが取れていないのは、何かがおかしい。
  20. スーパーのはしごで節約できても、時間の無駄・余計な出費が増えては意味がない。
  21. 敗因を分析することはあっても、勝因を分析する人は少ない。
  22. 騙すことでうまくいっても、一時的。
  23. 「ぎりぎりにならないとできない」という人は、悪い自己暗示にかかっているだけ。
  24. 誰かを批判することもあっていい。
    ただし、自分も批判される覚悟を持つこと。
  25. アドバイスは、度が過ぎると、余計なお節介になる。
  26. 「水でいいです」という言い方は、水に対して失礼だ。
  27. お店からの特別扱いを当たり前に感じ始めたときが危ない。
  28. 太っていると思い込んでいると、どこまで痩せても終わりがない。
  29. 「仕事を断らない主義」は、立派であっても非常にリスキー。
  30. 過去の成功例にとらわれてはいけない。

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