マイナスの感情になっても、ずっと続くわけではありません。
思いどおりにいかず、いらいらが止まらないことがあるでしょう。
つらいことや嫌なことがって、がっくり肩を落とすことがあるでしょう。
理不尽なことがあり、激しい怒りを覚えることがあるでしょう。
思わぬ悲報に接して、深い悲しみに暮れることがあるはずです。
いら立ち、落ち込み、怒り、悲しみ……。
心配には及びません。
どれだけマイナスの感情が心で暴れていても、時間が経つにつれて気持ちが落ち着きます。
時間は、強力な精神安定剤です。
どんなに感情が乱れていても、時間が経つにつれて落ち着くのです。
いらいらしていても、落ち込んでいても、時間が経つにつれて収まっていき、いずれ元通りになります。
激しい怒りや深い悲しみを感じたとしても、時間が経つにつれて落ち着くもの。
これはマイナスの感情に限ったことではありません。
プラスの感情のときにも同じことがいえます。
人に感謝されて、嬉しい気持ちになることがあるでしょう。
仕事がうまくいって、達成感や充実感に包まれることがあるでしょう。
突然の幸運に恵まれ、心が明るく弾むこともあるでしょう。
美しい景色を見て、感動することもあるはずです。
嬉しさ、喜び、達成感、充実感、感動。
「願わくは、この気持ちが永遠に続いてほしい」と思うところですが、残念ながら、そういきません。
そのときは、プラスの感情で心が満たされていても、時間が経つにつれてどんどん気持ちが落ち着きます。
マイナスの感情が時間が経つにつれて落ち着くように、プラスの感情も時間が経つにつれて落ち着きます。
最終的には何とも思わなくなります。
時間には気持ちを落ち着かせる力がありますが、マイナスの感情だけでなく、プラスの感情にもいえるのです。
プラスの感情を継続させたいならどうするか。
ポジティブなアクションを起こし続けることです。
ポジティブなアクションは、一度きりで終わらせるのではなく、継続していくことが大切です。
親切、人助け、社会貢献、チャレンジ。
良いことをすれば、良い気分になれます。
人に喜ばれ、社会の役に立てば、ありがとうと感謝されるでしょう。
定期的が理想ですが、不定期であってもかまいません。
感謝されなくてもいいのです。
感謝されなくても「良いことをした」「ベストを尽くした」という実感が自分の中にあればOKです。
仕事がうまくいくかどうかはコントロールが難しく思えますが、ベストを尽くすことならできるはずです。
ベストを尽くせば、うまくいく確率を上げることができるでしょう。
美しい景色を見て感動したいなら、そういう場所に行けばいいのです。
世の中には「絶景スポット」と呼ばれるところが数多くあります。
こちらから足を運ぶことで、感動できる機会を増やせます。
ポジティブなアクションを通して、心の温度を上げていきましょう。
自分で自分を喜ばせていくのです。
ポジティブなアクションを継続すれば、プラスの感情も継続します。
感謝されたり感動できたり社会貢献の実感が得られたりするので、いつもハッピーな気持ちでいられるのです。