スポーツでは、格上の相手に偶然勝ってしまうことがあります。
野球・サッカー・ゴルフでは運の要素があって、相手のミスや奇跡的な一発によって思いがけない勝利を収めることがあります。
ビジネスでは、さほどスキルも経験もないのに、人やタイミングに恵まれたおかげで、偶然成功できてしまうことがあります。
スポーツでもビジネスでも「運の要素」が存在するのは事実です。
こうした偶然の勝利や成功を「自分の実力」を思う人がいます。
これほど危ないことはありません。
「自分はすごい」と勘違いをしてしまい、てんぐになってしまいます。
過信や慢心が生まれ、油断したり努力を怠ったりするようになるのです。
今回は運よく勝利や成功ができただけのことです。
「運も実力のうち」と言いますが、あくまで運は運です。
運には再現性がありません。
偶然の勝利や成功を「自分の実力」と思って浮かれていると、次回は大敗北・大失敗を喫することになるでしょう。
てんぐになっていた分だけ、大恥をかくことになるのです。
偶然による勝利や成功は「自分の実力」と思うではなく「運がよかっただけ」と謙虚に考えることです。
自分に戒めの言葉を言い聞かせてください。
「ちょっと運がよかったにすぎない。次は運に頼らず、本当の実力で結果を出す」と。
謙虚な考え方になれば、恥ずかしい勘違いを犯すことはありません。
油断や慢心が生まれることはなく、しっかり努力ができるようになります。