結婚相手を考えるうえで大切なのは「価値観」と「フィーリング」です。
価値観とフィーリングが合っていればいるほど、話が長続きしたり盛り上がったりします。
共感が得られたり、納得してうなずく場面が増えたりします。
無理に自分を演じなくても、自然体のままでいられるので、2人の関係も長続きします。
あなたの身近にいる円満夫婦を思い出してください。
円満夫婦は、必ず価値観とフィーリングが合っているはずです。
円満だから価値観とフィーリングが合うのではありません。
価値観とフィーリングが合っているから円満でいられるのです。
価値観とフィーリングが合っていれば、自然体でいられたり共感が増えたりするので、スムーズなお付き合いができます。
価値観とフィーリングは、結婚相手を考えるうえで欠かせないポイントなのです。
価値観とフィーリングは、合えば合うほどいい。
理想は、100パーセントぴったり合うことですが、実際のところ、100パーセント合う人はなかなかいません。
いきなり10割合っている人を探さないことです。
絶対いないとも限りませんが、最初から探すのは非現実的です。
最初から相手に完璧を求めるのは、婚活の大きな障害になります。
そこで大切なポイントがあります。
「価値観とフィーリングは、7割合えば十分」と考えてください。
出会った段階で価値観とフィーリングが7割合っていれば十分です。
2人がもっと親しくなるのに十分な可能性があると考えていいでしょう。
生まれも育ちも違う2人が、最初から7割も合っていることは素晴らしいことです。
特別なことであり「運命的」と言っても過言ではありません。
残りの3割はほうっておけばいいかというと、そうではありません。
残りの3割は、その後の交際やコミュニケーションで少しずつ埋めていけばいいのです。
2人でいろんな話をしながら考え方を共有します。
2人でいろんなところに出かけて共通の思い出を作ります。
プライベートな話もたくさんして、できるだけ隠し事がないようにします。
そうしていくうちに、残りの3割が少しずつ埋まります。
時には喧嘩をすることも大切です。
きちんと仲直りさえできれば、喧嘩の前より親しい関係に強化されているはずです。
残りの3割は、その後の交際やコミュニケーションで埋めていきますが、10割は目指さないことです。
10割を目指すのは非現実的です。
価値観やフィーリングを近づけることはできても、100パーセント一致させるのは非現実的です。
10割は、長い夫婦生活を通して目指す最終目標です。
一生かかる課題であり、それが夫婦としての醍醐味でもあります。
結婚前の段階なら、まず7割を目安としましょう。
価値観とフィーリングは、7割合えば十分と考えていいのです。