大失恋は、特別寒い冬を迎えているようなものです。
体の震えが止まらない。
心も体も冷たくて、元気もやる気も出ない。
1日の長さが短くなったような気がする。
生活全体が、暗いトーンで包まれているように感じる。
しかし、時間とともに季節が移り変わるように、寒い冬もいずれ終わりを迎えます。
たとえ特別寒い冬であっても、いつか終わりがやってきます。
大失恋をしたときは「今は特別寒い冬を迎えている時期」と思って耐え抜きましょう。
「冬が嫌だ」と叫んだところで、そういう時期なのだから仕方ない。
冬は寒いのが当たり前ですから、寒さに耐え、過ぎ去るのを待つしかありません。
ただし「寒いから動かないほうがいい」と考えるのは誤解です。
むしろ逆です。
今こそ外に出て、動き始めましょう。
寒い冬こそ、運動に適した環境であるように、大失恋で凍えているときも、行動に適した環境です。
「寒い、寒い。よし、外に出て動こう!」
これでいいのです。
寒さは慣れるもの。
動き始めたときだけ寒く感じますが、しばらくすれば慣れてきます。
心は寒くても、行動の熱と混じり合い、ほどよいぬくもりになる。
だんだんテンションも上がって、心にいい汗をかけます。