「相手を傷つけないようにしよう」
もちろんできるだけ穏便に別れられる方法を考えることは大切です。
思ったままをストレートに発言するのは避けたほうがいいでしょう。
とげのある発言はオブラートに包んだり、相手を傷つけないよう別の表現に言い換えたりする配慮は必要です。
しかし、傷つけない配慮は必要であっても、余計な優しさは不要です。
優しすぎると別れられません。
「相手がかわいそう」「申し訳ない」と思ってしまい、別れを切り出せなくなる。
切り出せたとしても、引き止められると決意が揺らいで、ずっと別れられなくなります。
別れるときには、心を鬼にすることが必要です。
「かわいそうだ」「申し訳ない」と同情しがちな気持ちを抑えつつ、厳しい態度で接すること。
別れには、大なり小なり、ショックが伴います。
「相手を悲しませるのは仕方ない」と諦めたほうがいい。
普段はおとなしく控えめな性格でも、別れのときには心を鬼にして接しましょう。
ずっと心を鬼にし続けるわけではなく、あくまで一時的です。
余計な優しさは、別れ話にトラブルを作る原因になります。
「お互いのため」と思えば、勇気も出やすくなります。
心を鬼にすれば、別れ話を切り出しやすくなり、引き止められても振り払いやすくなります。