別れることは恥ずかしいことだと思っていませんか。
たしかに別れには、暗くてネガティブな印象もあるでしょう。
周りの人から「恋愛の失敗」と思われることもあります。
円満な別れもありますが、別れは別れ。
ずっと交際を続けることができなくなったことに変わりありません。
周りから笑われたり責められたりするのではないかと不安になる。
しかしここに誤解があります。
交際に、別れはつきもの。
最初は交際がうまくいっていても、事情があれば、別れに至ることもあって当然です。
別れるのは恥ずかしいことではありません。
あくまで真剣に恋人との将来を考えた結果です。
勇気と決断の行動でもあります。
つらいとわかっているにもかかわらず、自分の将来を真剣に考えた結果、覚悟の上でいばらの道を選んだ。
勇気ある行動と人生に対する責任感で考えれば、むしろ褒めたたえられる行為と言えるでしょう。
では、本当に恥ずかしいのは何か。
本当に恥ずかしいのは、必要な別れを先延ばしにしていることです。
別れたほうがいいとわかっていながら、都合のいい嘘や言い訳で自分をごまかしている。
自分の本音に耳をふさぎ、現実から目をそらし、大切な仕事を先延ばしにしているほうが恥ずかしいことです。
不毛な交際は、相手の人生に悪影響だけでなく、自分の人生にも悪影響です。
ピリオドを打つのを怖がってはいけません。
必要なピリオドを打つのは、終了ではなく、前進です。
新しい人生を始める覚悟がある証し。
別れることは恥ずかしいことにならないのです。