遠距離恋愛は、トンネルだと考えてください。
標識のない、とても長いトンネルです。
トンネルの中は、薄暗くて肌寒い。
標識がないので、どこに気をつけていいのかわかりません。
トンネルがどこまで続いているのかもわかりません。
右や左にカーブしたトンネルが、延々と続いています。
だから余計に怖い。
「どこまで続くのだろう」
「出口はないのではないか」
「行き止まりではないのか」
進んでもまわりの景色は変わらず「これでいいのだろうか」と、不安になります。
しかし、それでいいのです。
遠距離恋愛とは、そういうものです。
途中で諦めず、そのまま進んでいきましょう。
標識がないので注意は必要ですが、ゆっくり進んでいけば大丈夫です。
出口がないと思うのは、誤解です。
どんなトンネルでも、必ず出口があります。
出口ははるか先なので、その場所からは見えず、存在しないように感じるだけです。
希望を持って、ずっと進んでいきましょう。
寂しくても不安でも泣きながらでもいいので、前にだけは進み続けます。
疲れたときは途中で休憩してもいいですが、体力が回復すれば、また歩き始めましょう。
前進、前進、また前進。
するとあるとき、出口の光が見えてきます。
暗闇の時間が長かった分、光もまぶしく感じるでしょう。
出口の先には、必ず素晴らしいことが待っています。