人生を長く生きるにつれて、区切りのイベントを省きがちです。
たとえば、誕生日や年末年始です。
「別に特別なことではない」
「祝ったところで、時間とお金がかかるだけ」
「そもそも忙しくて、そんな暇はない」
何度も経験していることもあり、年を取るにつれて感動が薄れ、だんだん手抜きをする傾向があります。
人によっては、完全に省く人もいるのではないでしょうか。
価値観は自由でいいのですが、ちょっと待ってください。
区切りのイベントを省くと、弊害があります。
誕生日を祝わないと「年齢が上がった」という実感がありません。
年末年始を祝わないと「年が明けた」という実感も希薄になります。
新しいステージに移った実感が不十分になると、自覚と現実の間にギャップが生まれます。
その結果、生活がだらけるだけでなく、人生のメリハリまでなくなってしまうのです。
人生の大切な区切りは、無意味と思わず、しっかり祝いましょう。
イベントには、区切りの自覚を促す意味があります。
誕生日や年末年始のイベントをしっかり祝うから「新しい幕開け」という実感が強くなります。
ケーキを買って祝うのもよし。
豪華なレストランで食事をするのもよし。
天に向かって拝むだけでも、実感が湧いてくるでしょう。
「新しいステージに移った」という、区切りの自覚を促しましょう。
「さあ、頑張るぞ」という前向きな意識が強くなることで、生活が引き締まるのです。