結婚生活には、山や谷があります。
山や谷があるとき「何とか乗り越えなければ」と思って意気込むでしょう。
それはいいのですが、気をつけたいのは、1人だけで乗り越えようとするパターンです。
1人だけで乗り越えようとするのは、単独行動です。
1人で行動しようとすると、パートナーはほったらかしになります。
パートナーは心の中で「ちょっと待ってよ。1人にしないでよ」と思うでしょう。
1人だけ乗り越えるのでは、パートナーは置いてけぼりになります。
結婚生活で生じる困難を1人で乗り越えるのもいいですが、それでは家族である意味がありません。
そんなときこそ、次の言葉を思い出してください。
「一緒に頑張ろう」です。
家族とは、運命共同体です。
パートナーやわが子と力を合わせて、一緒に頑張っていくものです。
個人としては別々でも、お互いの事情がお互いに影響し合います。
そんなときこそ「一緒に頑張る」という言葉です。
「今日も一緒に頑張ろう」
「大変な時期だけど、一緒に頑張っていこう」
人としては別々の存在であっても「一緒に頑張る」という意識は共通です。
「一緒に」というキーワードを含めて励まし合えば、運命共同体の再認識が促され、結束力がますます強くなります。
お互いに同じ志を持てば、個人としては別々でも一体感が得られ、困難も乗り越えやすくなります。
一緒に乗り越えようと頑張っている時期は、乗り越えた後、必ずいい思い出になります。
力を合わせるから共通の体験ができ、共通の体験ができるから共通の思い出ができます。
「あのときは大変だったよね」と一緒に笑い合えるようになります。
その思い出が、家族としての結束をより深めるのです。