道ばたにお金が落ちていたとき、どうしますか。
大きな金額なら、誰もが迷わず拾うでしょう。
「もったいない」という気持ちが強くなり、拾う人が大半です。
ところが、1円となると「拾っても仕方ない」と、無視する人も多いはずです。
1円だけでは価値が小さくて、拾うほうが面倒だと思ってしまうのです。
しかし1円でも、お金はお金です。
道ばたに落ちているままでは、ごみのように扱われているようでお金がかわいそうです。
お金は、世の中を循環する存在です。
道ばたに落ちているお金は、何らかの事情があって、社会から外れてしまった状態です。
そのままではお金がかわいそうです。
お金は行き場を失い「社会に戻りたい。誰か助けてくれ」と叫んでいます。
たった1円でも、きちんと拾いましょう。
あなたが拾って、本来の居場所である社会に戻してあげるのです。
迷子になった子どもを、親元に帰すようなものです。
きちんと拾って、社会に戻してあげると、お金は喜びます。
それが「お金を助ける」ということです。
見方を変えると、立派な社会貢献の1つです。
小さな金額でも見逃さない習慣が、お金に対するシビアな目を養います。
お金にとっても拾ってくれた人は、恩人に思えるでしょう。
いずれ変わった形で、金運に恵まれるはずです。
道ばたに1円が落ちていても、堂々と拾う人がお金にも愛されるのです。