エントリーシートや履歴書で文章を書くとき、字を詰め込みがちです。
枠の中に書ける文字は、制限があります。
枠の大きさに限りがあれば、記入できる文字数にも制限ができます。
少しでもたくさん書いたほうがアピールもできるため、枠に文字を詰め込んだ書き方になるのではないでしょうか。
たしかに書ける文字数は増えますが、理想的であるかは疑問です。
枠いっぱいに書かれていると、まず「読みにくい」という印象が目立ちます。
読みたいという気持ちが奪われ、せっかく書いた文章を流し読みされる可能性も高くなるのです。
では、どうするか。
ここで必要なのは、適度な余白です。
枠の上下左右に、5ミリほどの余白を作りましょう。
無駄に思える余白ですが、実際に見ると、上品で落ち着いた雰囲気に気づくでしょう。
もちろん書ける文章量は少し減りますが、無駄にはなりません。
適度な余白があるほうが、すっきりとして見やすくなります。
むやみに詰め込もうとしない様子から、自信を持って書いていることも間接的に伝わるでしょう。
無駄と思える余白は、自信を表すために効果的です。
文章量が多くても、一言一言が強調され、採用担当者の記憶に残りやすくなるのです。