執筆者:水口貴博

就職活動用語の30の定義や違い

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創業・創立・設立の違いとは。

創業・創立・設立の違いとは。 | 就職活動用語の30の定義や違い

企業研究で気になる3つの言葉があります。

創業・創立・設立です。

どれも同じ意味に聞こえますが、厳密には意味が異なります。

創業とは

創業とは、事業を開始した日のことです。

必ずしも法人登記をしているとは限りません。

法人登記をしていなくても、個人で業務を開始すれば、創業です。

創立とは

創業と似た意味で紛らわしいのが、創立です。

どちらも「事業を開始した日」という意味では同じですが、次のように分けて考えるのが妥当です。

  • 個人や組織機関として業務を開始すれば、創業
  • 組織機関を作って業務を開始すれば、創立

つまり、創立は創業でもありますが、創業が創立であるとは限りません。

実際のところ、この辺りの区別は曖昧になっているのが現状です。

創立を創業と呼んだり、創業を設立と呼んだりするケースも少なくありません。

大雑把に「事業を開始した日」という意味で考えたほうが、紛らわしい問題は減るでしょう。

設立とは

設立とは、法人登記をした日です。

企業によっては、創立と設立が同じ時期になる場合も多く見られます。

どちらも事業経験の長さを知るためには重要なポイントです。

さて、余談ですが、国から発表されたデータに興味深い数字があります。

会社設立後の存続率についてです。

発表されているデータによると、会社設立後の存続率は次のとおりです。

1年後で60パーセント、3年後で35パーセント、5年後で15パーセント、10年後で5パーセント。

20年後は、0.3パーセント。

30年後ともなれば、なんと0.025パーセントです。

大企業も含めた全法人のうち、黒字の企業はわずか3割で、残りの7割の企業は赤字とのことです。

会社を長く維持し続けるのは、それだけ大変なこと。

会社が10年続いているだけで、実はすごいことであるとわかります。

設立後の経過年数から、会社の経営努力について考えてみるのも面白いかもしれません。

就職活動用語の定義や違い(6)
  • 創立と設立の違いを把握する。
成果主義と能力主義の違いとは。

就職活動用語の30の定義や違い

  1. 就職活動とは。
  2. 業界とは。
  3. 正社員と派遣社員の違いとは。
  4. 一般職と総合職の違いとは。
  5. 一般事務と経理事務の違いとは。
  6. 創業・創立・設立の違いとは。
  7. 成果主義と能力主義の違いとは。
  8. インセンティブとは。
  9. 試用期間とは。
  10. ワークシェアリングとは。
  11. NPOとは。
  12. Uターン就職、Iターン就職、Jターン就職の違いとは。
  13. フレックスタイムとは。
  14. 裁量労働制とは。
  15. フレックスタイム・裁量労働制・時差出勤制の違いとは。
  16. 在宅勤務制度とは。
  17. 勤務地限定制度とは。
  18. 週休2日制と完全週休2日制の違いとは。
  19. プレエントリーとは。
  20. 最終学歴の定義とは。
  21. 履歴書とエントリーシートの違いとは。
  22. 履歴書と職務経歴書の違いとは。
  23. リクルーターとは。
  24. OB・OG訪問とは。
  25. インターンシップとは。
  26. 自己紹介と自己PRの違いとは。
  27. グループディスカッションとグループワークの違いとは。
  28. 内定とは。
  29. 内定式と入社式の違いとは。
  30. 雇用契約書と労働条件通知書の違いとは。

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