執筆者:水口貴博

転職活動で注意したい30のポイント

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年俸で支払う場合は、ボーナスが支給されないのか。

年俸で支払う場合は、ボーナスが支給されないのか。 | 転職活動で注意したい30のポイント

年俸制とは、個人の職務遂行能力に応じて、年間単位で賃金を決める制度です。

年俸制と言えば、プロスポーツ選手が受け取る報酬の形として多いのですが、実は一般企業でも採用されることがあります。

年俸制を採用する企業の狙いは、次の2つが中心です。

  1. 年功序列型賃金による人件費高騰の抑制
  1. 社内の優秀な人材に意欲を与えること

年俸制で気になるのが、支払い方法です。

年俸制の支払いは、次の3パターンがよく見られます。

(パターン1)
年俸額を12分割して、毎月支給

年俸額を、単純に12分割して、毎年支給する方法です。

ボーナスは支給されません。

(パターン2)
年俸額を16分割して、年2回のボーナスを支給

基本的に年俸制には、ボーナスはありません。

「年俸額にはボーナスも含まれている」という考え方があるためです。

ただし、ボーナスはなくても、ボーナスがあるような状況を作り出すことは可能です。

たとえば、年俸額を16分割した金額が毎月支払われ、年に2回、2カ月分の給与が支払われる方法です。

年俸制でもボーナスの概念を残したい企業で見られる支払い方法です。

(パターン3)
本人の都合により支給

本人が希望する分割数で支給する企業もあります。

たとえば、年俸額を1回にまとめて支払う方法も可能です。

さて、年俸制の支払い方法は、企業によって実にさまざまです。

労働基準法に定められた基準を満たしていれば、企業が独自の規定を組むことが可能です。

年俸制にボーナスはありませんが、業績評価によってボーナスを支給する企業もあります。

年俸制の具体的な支払い方法は、まちまちであるため、企業に確認しておくほうが安心です。

転職活動で注意したいポイント(27)
  • 年俸制の具体的な支払い方法は、企業に確認する。
入社日が「応相談」の場合、どのくらい待ってもらえるのか。

転職活動で注意したい30のポイント

  1. 転職活動は、1人きりの戦い。
  2. 既婚者の場合、転職活動の前に必要なのは、説得活動。
  3. 転職に、適齢期はあるのか。
  4. 経歴を丁寧に振り返ろう。
  5. 転職活動は、繁忙期を避けるのがマナー。
  6. 転職における即戦力とは。
  7. 仕事探しと引っ越し。
    どちらを優先したほうがいいのか。
  8. 転職活動でも、OB・OG訪問はできるのか。
  9. なぜ職務経歴書は、パソコン作成が許されるのか。
  10. 学歴が低い人の転職は、難しいのか。
  11. 「転職すればよくなる」と思い込んでいないか。
  12. 求人情報を入手する、5つの方法。
  13. 実務経験や実績が不足していると、転職はうまくいかないのか。
  14. 転職アドバイザーに隠し事をしていると、頼りになる存在でも、十分生かせない。
  15. 転職アドバイザーが変更できることを知らない人が多い。
  16. 大きな労働条件は確認できても、小さな労働条件の確認を怠っていないか。
  17. 異なる業界を安易に選ぶのは要注意。
  18. 業種や業界が変われば、年収は下がると考えるのが妥当。
  19. 異なる業界への転職は、何を心がければいいのか。
  20. 自営業からの転職は、不利なのか。
  21. 求める人物像がわかりにくければ、きちんと問い合わせて確認する。
  22. 体調の悪化が原因で退職した場合、履歴書に書くべきか。
  23. 引き抜きが、よい結果に終わるとは限らない理由とは。
  24. 短期で退職した企業は、職歴に書かなくてもいいのか。
  25. 転職回数が多いと、印象が悪くなるか。
  26. 労働組合の経験者は、転職では不利になるのか。
  27. 年俸で支払う場合は、ボーナスが支給されないのか。
  28. 入社日が「応相談」の場合、どのくらい待ってもらえるのか。
  29. 雇用契約書は、いつ交わされるのか。
  30. 転職活動の結果、今の会社にとどまる選択肢もあっていい。

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