執筆者:水口貴博

集団面接の30のマナー

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余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。

余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。 | 集団面接の30のマナー

言おうとしていた意見を、先に言われてしまうことがあります。

まず基本的な考え方として、他の人と意見がかぶっても、自分の意見は尊重すべきです。

たとえ意見がかぶったとしても、自分らしい補足を加えれば、きちんと独立した意見になります。

視点は同じでも、さらに掘り下げた意見を言ったほうが、印象的になるはずです。

「先ほどの方と同じ意見なのですが、私の場合~」という言い方で独自の考えを加えれば、目立てます。

しかし、補足の意見も含めて、ほかの人と完全に同じ意見という、珍しい偶然もあるはずです。

意見に付け加えることがないと、本当に「同じ意見です」という一言だけで終わってしまいます。

他の人の意見をなぞったような印象が出て、採用担当者の記憶にも残りづらくなります。

こうした不都合を防ぐため、余裕があれば、異なる意見も用意しておくと安心です。

完全に同じ意見でかぶるくらいなら、時にはあえて意見をずらしたほうが、目立ちやすくなります。

瞬時に考え方を切り替えるスピードが要求されますが、余裕があるときの対応として、心がけておくといいでしょう。

集団面接のマナー(17)
  • 余裕があれば、異なる意見も準備しておく。
秩序を乱す言動は、控えるのが賢明。

集団面接の30のマナー

  1. なぜ、集団面接が行われるのか。
  2. 自分の出番は実質10分。
    あなたは10分で、自分をうまく表現できるか。
  3. 集団面接では、少し早めの到着を心がけたい。
  4. 集団面接は、競走ではない。
    大切なのは、ライバル意識より仲間意識。
  5. ほかの応募者を無視するのは、よくない。
  6. ほかの応募者から話しかけられても、気を緩めない。
  7. 集団面接は、強気で挑むことが大切。
  8. 周りのマナー違反に、流されるな。
  9. 席順に、有利・不利は関係するか。
  10. ほかの応募者は、手本であり、反面教師。
  11. 「やや大きめ」という声の目安は、個人面接と集団面接で少し異なる。
  12. 意地の張り合いをしても、自分を見失うだけ。
  13. 他人が発表しているときは、話を聞かなくていいのか。
  14. 質問に長々と答える人がいる。
    自分も長々と答えたほうがいいのか。
  15. 面接官が複数人の場合、誰に向かって話せばいいのか。
  16. 話そうとした内容を、先に言われたときの対処。
  17. 余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。
  18. 秩序を乱す言動は、控えるのが賢明。
  19. 自分より立派な回答を聞いても、萎縮する必要はない。
  20. 「人は人。
    自分は自分」と割り切ることが大切。
  21. 挙手を求められたときにするべきことは1つ。
    真っ先に手を挙げること。
  22. 私たちに足りないのは、聞く練習。
  23. 他人の失敗を笑うのも、悪い態度の1つ。
  24. ほかの人の発言中は、勝手な発言をしない。
  25. 面接官や応募者を、凝視しない。
  26. 他人の意見の否定をしても、自分の印象が下がるだけ。
  27. 自分だけ質問回数が少ないのは、見込みがないからなのか。
  28. いつも集団面接で落とされるなら、基本に問題があると思っていい。
  29. 大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。
  30. まれにある、抜き打ちの集団面接。

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