他人の意見を否定しながら、自分の意見を述べる癖はありませんか。
「彼の意見ですが、私は違うと思います。私は、こう考えます」
「彼女の意見には、欠点があると感じます。私の意見は、こう感じます」
他人の意見を否定すれば、相手の評価を下げられると同時に、自分の評価を上げられそうな気がします。
誤りや欠点を指摘し「これが正しい」と論じれば、知的な印象をアピールできると信じる人もいるでしょう。
しかし、他人の意見を否定しても、自分の印象が上がるとは限りません。
むしろ、批判や批評をすると、自分の印象を下げてしまう場合が多いでしょう。
少なくとも、面接の場では厳禁です。
他人の意見を否定するのは、やはり言われた人も聞いている人にも、不快な印象を与えます。
言いくるめたり、言い負かしたりするのも、NGです。
偉そうな印象や厚かましい印象など、ネガティブな印象のほうが目立つため、集団面接では控えたほうが賢明です。
他人の意見は、あくまで他人の意見です。
批判も批評もせず、他人の意見は尊重して、黙って聞くことが大切です。
もし、話の流れで逆の意見を言わなければいけないときは、とげのない言い方がいいでしょう。
「私の場合、彼の意見とは逆になるのですが」という言い方をすれば、否定している印象が和らぎます。